静岡ディナー ページ46
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はじめんと東海オンエアのみんなと撮影を終えて、ちらっととしみつくんの方を見るととしみつくんも私を見ていた。
と「…行こっか」
『うん!』
は「え、なになに?」
何も事情を知らないはじめんが不思議そうな顔をしているが東海オンエアの皆は知っていたようで「いってらっしゃい」と声をかけてくれる。
『ご飯行ってくる!はじめんは編集頑張ってね』
は「え!2人で!?どういうこと!?」
て「まあまあ事情は後で!Aちゃんもとしみつもいってらー!」
てつやくんがうまくはじめんを抑えてくれてスムーズに家を出れた。
この間としみつくんが東京では案内してくれたから…今回は内緒でお店予約してるんだよね!時間に間に合うように急がなきゃ
と「Aちゃん、俺静岡のご飯屋さんあんまり知らなくてさ…」
『ふふっ、今日は私が案内する番だから任せて!』
そして向かった先は前に1度行ったことがあるオシャレなイタリア料理屋さん。事前に伝えていたのでバレないように奥の方の席を案内してくれた
と「やば、めっちゃオシャレな店やん」
『りょうくんをイメージしました』
と「それはなんか嫌だわ笑」
料理が運ばれてきて2人で他愛のない話をする。今日としみつくんあんまり笑ってなかったから笑顔が見れて嬉しい。
と「そういや、作ってくれた歌でイベントの時歌おうかと思ってるんだよね」
『ほんとに!?絶対見に行くね』
と「まだ先だけどね!それまでに歌完璧に仕上げるわ」
『…今日さ、としみつくんあんまり笑ってなかったから…やっと笑ってくれて嬉しい!』
勢いにまかせて思っていたことを伝えるととしみつくんは少し驚いた後気まずそうに下を向いた
と「いや…そう思わせてたならごめん。なんか……色々落ち込んでたっていうか」
『え…何に?』
と「んー……」
少し口ごもったあととしみつくんが口を開く。
と「あの、だいちって人。Aちゃんの彼氏なんかなって」
『え、、本当に違うよ?』
だいちくんと一緒にいた時にちらっと見えたとしみつくんの悲しそうな表情。もしかして疑ってたのかな
と「ほんとに?めちゃめちゃイケメンやん」
『イケメンかなあ、、あんまりわかんない』
と「付き合う予定とかもなく?」
『そもそもだいちくん彼女いるし付き合うなんて絶対ないよ』
私がそう断言すると、としみつくんは少しため息をついて机に項垂れた
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作者名:NONAME | 作成日時:2019年9月13日 2時