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気まずい。
飲み物を取って部屋に戻るのかと思っていたけ
ど亮平君はソファに座りだしてしまった。
聞こうか聞かないか、悩んだけれどやはりこの
ままモヤモヤを抱えながら過ごすのも嫌なので
いを決して聞いてみることにする。
『あ、亮平くん、』
阿「 、、ん 、なに』
返事はやっぱり素っ気なくて。
『なんか、怒ってますか？私なにかしまし
た！？」
泣きそうになるのを堪えながら、言うから語尾
に力が入ってしまう。
阿「はぁ、」
『なにかしたなら、謝りますから…」
阿「どうして、出かけること言わなかった、」
『え、？』
それは思っていた返答とは違っていて少し戸惑
ったけれど、
『それは、佐久間君が大学行ってわざわざ寮に
帰ってくるのは面倒くさいだろうからって…』
阿「それでも、一言ぐらい言わないとダメだよ
ね。俺にじゃなくてもいい、他のやつにでも
さ。」
そう言われて気がついたけど、、
『渡辺君は知ってたはずなんですけど、、』
たしかに朝、渡辺君は一緒にいたから、、
阿「あいつ、、
はぁ、もういいよ、
おれも大人げない態度しすぎた。
ごめん、 」
さっきよりもはるかに優しい口調になった
亮平君にホッとする。
阿「あ、でも、今度からも遅くなる時は言え
よ、 てかあれだ、連絡先交換しよ」
『あ、いいですよ、 』
「これで、おっけい っと、」
携帯を見れば
新しい連絡先に "亮平" の文字が入り
なんだか、嬉しい気分になる。
阿「なんか、顔にやけてるぞ、 笑」
『え！そんなことないですよ！ 』
自分の分かりやすさに呆れながらも、
両手で頬を抑え、顔のにやけをおさえる。
阿「よし、そろそろ寝よっか！ 」
時計を見ればちょうど0時を指していた。
『そうですね！』
阿「じゃあ、また明日な、 」
『はい、また明日！』
亮平君が横を通り過ぎようとした時、
ごく自然に亮平君の手が私の頭に伸びてきた。
阿「あんま心配させないでよ、、、
おやすみ」
いきなり来たから驚いたけれど、
頭から離れていく亮平君の手の感触に
寂しさを感じる。
『反則でしょ。それ、、』
誰に言うでもない、私な独り言がリビングに
響いていた。
雪寮3 END
NEXT 雪寮4
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a(プロフ) - きゅんきゅんがとまりません！だいすきな作品です！更新楽しみにしてまってます！ (2016年4月5日 11時) (
レス) id: 4223f44f00 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ豆(プロフ) - すごくおもしろいです!!!更新頑張ってください!! 楽しみにしてます!! (2015年11月11日 16時) (レス) id: 47b19e4c47 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - すごく面白くてきゅんきゅんしました！続き楽しみにしています！ (2015年10月4日 3時) (レス) id: babb160cb1 (このIDを非表示/違反報告)
I LOVE ST無(プロフ) - 更新頑張ってください！更新されるのを待ってます！ (2015年9月3日 20時) (レス) id: e9e3524cb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちよん | 作成日時：2015年8月12日 17時
