マンドレイクの泣き声 ページ10
貴方side
2年生になって初めての授業は、グリフィンドールと合同でスプラウト先生の薬草学だった。
スプラウト「3号温室は初めてですね、2年生のみなさん。
さあ、もっと寄って。
今日はマンドレイクの植え替えをやりますよ。誰かマンドレイクの根の特徴が分かる人...ミス・グレンジャー。」
どんな時でも高々と手を挙げるハーマイオニーをいつも尊敬してしまう。
しかも、ハーマイオニーが間違えた所を見た事が無い。
ハマ「マンドレイクはマンドラゴラともいい石に変えられた人を元に戻す薬として使われます。
また危険な面もあり、マンドレイクの泣き声を聞いた人の命取りになります。」
スプラウト「その通り!グリフィンドール10点!されて、このマンドレイクはまだ苗なので泣き声を聞いても死にはしませんが数時間は気絶する事でしょう。ですから安全の為に耳当てを配ります。では耳当てを付けて。早く!完全に塞いで良く見てなさい。
まず苗をしっかりと掴んで鉢から勢い良く引っこ抜きます!」
スプラウト先生がマンドレイクを引っこ抜いた途端に、醜い赤ん坊の様なマンドレイクの根が泣き叫ぶ声が聞こえた。
スプラウト「引き抜いたらパッと別の鉢に放り込んでパラパラと土を掛け寒くない様に埋めてあげます。」
あの泣き声をどうやらもう1度聞かないといけないらしい。
スプラウト「マンドレイクを掴んで.....はい引き抜く!」
その途端にさっきの数倍以上の泣き声が聞こえた。
皆大慌てでもう一つの鉢にマンドレイクを入れて土を掛けていた。
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作者名:那瑛花naeba | 作成日時:2016年12月29日 21時