長かった夢 ページ45
貴方side
パンジーとハーマイオニーがキャーキャー言いながら抱き合っていた。
皆何か言っているけれど、全く頭に入ってこない。
今はさっきの夢について考える事で精一杯だった。夢にしてはリアル過ぎる。ずっと考えて、私は1つの結論に辿り着いた。
あの夢に出てきた女の子は私で、夢に出て来た男の人は私の父親、女の人は私の母親、マグルによって殺されたという事もあり、辻褄があう。そして、あの時パーティーに行こうとしていた。6年前のあの日の次の日にパーティーを開こうとしていた人物...トマショワ一家を招待していた人物.....誰だろう。
その時、ハーマイオニーがこう言った。
ハマ「もう皆汽車に乗り始めているわ。」
ん?
パン「...!そうよ!あなたの荷物は大分まとめて置いたんだけど...今日は学校が終わる日よ?」
『...えーー!』
驚いて、マダム・ポンフリーの静止を振り切り寮に戻って着替えた。
寮はもぬけの殻だった。
そして、パンジーがまとめてくれた荷物を持って、急いで汽車に乗り込んだ。
スリザリンの車両に急ぐと、既に皆がコンパートメントに座っていた。
私はクラッブとゴイル、パンジー、ドラコに夢の事や、秘密の部屋で聞かされた事を全て話した。
それには皆驚いたらしい。だって、皆私の事をウィーズリーの長女だと思っていたみたいだから...
話しているうちに、だんだん自分の元々住んでいた家に行きたくなった。
元から隠れ穴に戻るか迷っていたので、この際帰らなくていいや。
けれど、ハーマイオニーに謝りたかったので、ハーマイオニーに謝った後、ジニーに手紙を渡して、パパとママに会ったら渡してくれと頼んだ。ジニーはあっさりとOKしてくれた。
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作者名:那瑛花naeba | 作成日時:2016年12月29日 21時