秘密の部屋へ ハリーside ページ30
ハリーside
ロンとアラゴクの所から戻ると、マクゴナガル先生が、他の先生達を2階に集めた。
そして、ジニーが秘密の部屋の中へと連れて行かれて、Aが行方不明になったと言っていた。
これを聞いたロンは、怒りと絶望感でただただ立ち尽くしていた。
それなのにロックハートは逃げようとした。
逃げようと必死のロックハートを、僕とロンはマートルの居るトイレまで連れて行った。
マートルに言われた通りに蛇口に向かってパーセルタングで話し掛けると、洗面台が割れて穴が見えた。
その穴の中に入った時に、ロックハートが唱えた忘却呪文が壁にぶつかって崩れてしまった。
ロンは反対側に居るので、ロンに壁を崩して帰れる様にしてもらい、僕は先に進んだ。
1番奥まで来ると、横たわるジニーと生気を失った様にジニーの横に立っているAが居た。
ハリ「ジニー!ねぇ死んじゃ駄目だ!起きて!目を覚まして!お願い!目を覚まして!」
トム「目は覚めないよ。」
ハリ「っ!...トム・リドル...目が覚めないってどういう事?まさか...!」
トム「生きてはいるが辛うじてだ。」
ハリ「ねぇっ!A!ジニーが...ジニー...。Aなら、何か出来るよね?」
トム「彼女には何も出来ない。」
ハリ「どうして?彼女は沢山の呪文も知ってる。」
トム「秘密の部屋を開けたのはジニー・ウィーズリーだ。」
ハリ「そんな...ジニーだなんて...そんなはず...」
トム「1人めの穢れた血と猫にバジリスクけしかけたのも壁に脅迫の文字を書いたのもジニーだ。」
ハリ「なぜ?」
トム「僕が命じるからさ。僕の思いのままに操れるんだ。ジニーは自分では気付いていない、言わば催眠状態だからね。けれど、ジニーを使い初めてから少し立ってAを見つけた。彼女は秘密の部屋についてかなり調べたみたいだった。そして、スリザリンの継承者だった。ゴーストと2人の穢れた血をバジリスクでけしかけたのはAだ。」
ハリ「そんなはず、ある訳ない!ハーマイオニーがやられた時に、Aはずっとそばに居たんだ。それにAはロンの妹だ!ジニーだって...そんな事するはずない!」
トム「だがジニーはだんだん日記の力が恐ろしくなり女子トイレに捨てようとした。
すると...なんと君が拾ってくれた!僕が会いたくてたまらなかった君がね。」
ハリ「僕の質問に答えて!」
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作者名:那瑛花naeba | 作成日時:2016年12月29日 21時