２２話 ページ22
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あれから数時間後。今日は疲れたせいか
あっという間に夜になった。
「涼介。もうそろそろ寝よう？」
今日は大貴と侑李には申し訳ないけど
お母さん家に泊まってもらって
俺は病院で寝ることに。
病院のご飯は凄く美味しかったし
お風呂も綺麗だし、なんとか涼介もやって行けそう。
涼介「おとーさん。おやすみなさい……」
慧「おやすみ」
ベッドでスヤスヤ眠る涼介の頭を撫で
横で俺も布団を敷いて入る。
カチコチと時計の音だけが響く部屋。
いつもは侑李が泣いたり…
大貴の寝相の悪さで起こされたり…
こんなに静かな夜ははじめて。
それに……涼介と寝るの…何年ぶり…？
「おとうさん…」
「ん？」
寝れずに考え事をしてると、同じく涼介も
寝れないらしく話しかけてきた。
「ぼく…眠くない…。おうちがいい……」
「こわい……」
涼介は小さな声でそう言った。
そうだよね。
こんな所で寝るの怖いに決まってる。
これからどんな治療されるかだって
不安なのに。
いきなり違う環境に連れてこられて
嫌に決まってるよね。
「大丈夫だよ。お父さん一緒に寝ようか？」
俺は涼介のベッドに入る。
「いいよぉ…。ぼく平気…」
しかし涼介に反対側を向かれる。でも俺はめげない。絶対涼介と一緒に寝る。
「いいから…。たまにはお話しよう？なにする？しりとりしようか？」
「しりとり……？」
狭いベッドだけど…
2人でくっついてたら暖かくて
そんなの平気。
「じゃあお父さんからね。しりとり…だから……涼介！」
「ぼく…！？」
「そう笑」
「なんでぇっ！りすでいいじゃん〜笑」
ケラケラ笑う涼介。
「じゃあ……えっと……け…か」
「お父さんは？お父さんの名前でいいよ？笑」
「えーっ…！だめだよー！笑」
こうやって、照れ屋さんな涼介と(笑)
夜のしりとりを楽しんだ。
今までこういうしりとりとか
大貴か侑李としかやらなかったから
何か新鮮。
これからも涼介が寂しくないように
お父さん毎日お話する。
だから……
心の中の隅っこで少し思ってること。
“お願いだから、消えないで”
って。
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涼介担 - 続きが気になります。 (2022年3月18日 12時) (
レス) @page24 id: 7a98f66b3e (このIDを非表示/違反報告)
sinku(プロフ) - 続きが気になります！ 更新頑張って下さい！！ 応援してます！ (2017年9月10日 20時) (レス) id: 627293199a (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - 続きがとっても楽しみです！これからも更新頑張ってください。 (2017年8月7日 15時) (レス) id: c8ccd82ef6 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPの青色担当@あいか♪(プロフ) - 感動しました。泣きました。更新頑張ってください！ (2017年5月2日 15時) (レス) id: 8417d2c68e (このIDを非表示/違反報告)
candle - 感動しました。頑張ってください！！応援してます！ (2017年3月12日 11時) (レス) id: 950c02c76a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向 日 葵 | 作成日時：2017年3月3日 18時
