検索窓
今日:7 hit、昨日:5 hit、合計:119,516 hit

1話 ページ1

side…涼介




「山田、お疲れ。もう帰れよ」



「あぁ。じゃーな」




真夜中の2時。最悪なことに今日は残業で
眠い目を擦って仕事していた。
やっと終わって、急ぎ足で家に。







「ふうっ…」






鍵をポケットから出して、冷たい手であける。







「ふぁ?あ、こんばんは…」







「………………?」






ここは…俺ん家だよね?







ドアをあけると、マッシュルームの垂れ目の男の人が玄関に立っていた。
何故か猫耳をつけて尻尾をつけてる。
一瞬女かと思ったけど、胸ないし綺麗な鼻や手は男らしい。






「あのぉ……。ここ俺ん家ですよね?」







わざと「山田」と書いてある表札をみるようにして男の人にたずねる。






「だって…。住むところがないんですもん…」






「は?」






意味不明な男を少し睨むと、慌てた様子で
喋りかけてきた。







「僕は伊野尾慧っていってね、いろんな人のよるの相手をする仕事をしてるんだ。でも最近客が増えなくってさ…。水道も電気も止められて。家がなくなったんだよ!」







ほうほう……。って夜の仕事……?
だからこんな格好を…。






「だから、お腹すきすぎて歩いてたら、ここの家鍵あいてて…」






「えっ!あいてた!?」







「冷蔵庫の中のもの食べた…」






「え〜〜っ!!」





驚きが一斉に襲ってきて
もう頭はぐちゃぐちゃ!






「すいません…お金入ったら返すので…」







「もうっいいからっ…取り敢えず出てけっ…!」







俺は頭のおかしいヤツだと思い
急いで追い返し鍵をしめた。だって普通
ひとんち勝手に入るか!?鍵しめてなかったのも
悪いけど…








「はぁ…。疲れた…」









さっきの男のせいで
風呂に入るのも面倒くさくなった。





そのうちウトウトしてきて俺はベッドに転がった。

2話→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (119 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
437人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なみるる - 更新してほしいな〜 (2017年4月25日 20時) (レス) id: cf080cb0e4 (このIDを非表示/違反報告)
ココロリ(プロフ) - 更新頑張ってください! (2017年3月5日 12時) (レス) id: e4dc354880 (このIDを非表示/違反報告)
ピアノ王子(プロフ) - 向 日 葵さん» OTTの圭人と裕翔と光のギターのところめっちゃ面白くなかったですか? (2017年2月21日 22時) (レス) id: 708210440c (このIDを非表示/違反報告)
ピアノ王子(プロフ) - いのありが少なかったのは残念ですが全体的に良かったです!慧のソロが多かったような? (2017年2月21日 22時) (レス) id: 708210440c (このIDを非表示/違反報告)
向 日 葵(プロフ) - ピアノ王子さん» こんばんは!ありがとうございます!ですよねっ!!ほんっとやばかったです(笑) (2017年2月21日 22時) (レス) id: 5c1d3b203a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:向 日 葵 | 作成日時:2017年2月18日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。