恋していいですか。Sho.Ren (ページ8)

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第8話ページ8

ひらのしょうさん。

なんだか、彼にすごくぴったりな名前だった。

「隣ええ？」

平野さんが私の隣を指さす。

「はい。」

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「Aちゃんは、何年生なん？」

「1年生です。

平野さんは？」

私が尋ねると平野さんは困ったような顔をした。

「平野さんって、呼び方辞めてや。なんか、遠い関係みたいやもん。紫耀って呼んでや！
俺は、３年生やで。」

「分かりました、紫耀さんですね。」

「んーーー、あかん。さんいらへん。あと、敬語禁止。いい？」

「はい…あ、うん。笑」

私がそう言うと、紫耀はくしゃっとした笑顔を見せた。

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めっちゃ可愛い笑い方するんだなぁ。

そんなことを思ってると、チャイムがなった。

「もう、教室戻らな。Aちゃん、ここで会ったこと2人だけの秘密やで？じゃ、また明日！」

紫耀は、そう言って、屋上から出ていってしまった。

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『また、明日。』ってことは、明日もここで会えるってこと？

なぜか喜んでいる私がいた。

どうしちゃったんだろう。

わたし。