第3話 ページ3
クラスの女子は、「キャー」とあからさまにいう人もいれば、「えー、やだー」とか言いながら、顔は嬉しそうな人もいる。
私は、ガチで嫌なんだけど…
男子と同じ教室にいると考えただけで、吐きそうになってきた…
「と、いうわけで、みんなには明日からクラス替えをしてもらう。」
明日ぁ！？ありえない。
今日は、たくさんのダメージをうけたから、家でゆっくりしようと思ってた。
なのに、ちょーうるさいやつが家に来てた。
「おー！！A！！おかえりー！！」
「ゆうたー、もー声でかいってば…」
私が優太のふわふわした髪の毛をくしゃくしゃっとすると、
「おまっ、俺のちょーイケてる髪型を一瞬にくずしやがって…」
ぐしゃぐしゃにした髪を頑張ってセットしてる優太を見て、なんだかダメージも回復してきた。
優太は、私のゆういつの喋れる男子。
家が近いからか、昔からずっと一緒にいる。
「てか、お前なんかあった？テンション低い。」
こういう所に気づいてくれるところが優太の優しいところ。
「え？なんもないよ？笑」
でも、優太に言うとなにやらかすか分からないからなにも言わないって決めてる。
「そっか。なら、いいや！！
あっ！！まだ、おかえりって言ってなかったね！おかえりA！！」
優太は、そう言うと私の頭をポンポンとなでた。
「いや、言われたよ笑
ただいま、優太。」
私は、そう言って、優太の頭をなでかえした。
私たちはいっつもこんな感じ。
優太は、大好きな幼なじみ。
.
ずっとそう思ってた。
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作者名：のら。 | 作成日時：2017年4月24日 19時
