三十六話 ページ41
体を軽くしたいため、大型動物は控えた方がいいのかもしれない。
けど、こんな時の動物は彼しか思いつかなかった。
『狼』
遠吠えをあげ、ぴょんぴょんと足場を気にしながら前に進む。
そんなことをしていると爆豪と轟くんに抜かされた。
爆豪は爆発で浮遊。
轟くんは氷で縄を滑る。
焦ったらダメだ。
ここは慎重に。
向こう岸についた途端、ヒョウになってはスピードを上げる。
キャパオーバーなんてなった事がないからまだ大丈夫。
まだ、行ける。
《先頭が一足抜けて下はダンゴ状態！上位何人が通過するかは公表してねえから安心せずにつき進め！！そして早くも最終関門！！かくしてその実態は一面地雷原、怒りのアフガンだ！》
地雷原と聞いて、雷獣に変化した私。
雷獣は雷を受けず、それをエネルギーとする。
しかし、ヒョウ並の速さはない。
なんとか二人の後ろに追いつき、足元を気にせず走る。
目の前の二人はじゃれあっているようで呆れの目で彼らを見ていたら後ろからものすごい爆音が聞こえた。
その爆音の正体を見ようと後ろを振り向くと紛れもない。
私の大好きな出久の姿だった。
私はそれを追いかけるように前へ走り出した。
遅れて後ろから爆豪と轟くんが追う。
地鳴りゾーンを過ぎると再びヒョウに。
流石に変化のしすぎか、ヒョウの走るスピードが落ちる。けれどまだ、早い方。
出久、私。爆豪と轟くんの順に並びゴールをした。
三人はゼェハァと息を切らし、呼吸を整えていた。
「何でてめぇ、平気なんだ」
顔色を伺うにものすごくイライラしていそうな爆豪が私を睨んでいた。
『体力の差？』
「喧嘩売ってんのか」
イラ立っている爆豪を背にほとんどのヒーロー科が遅れてゴール。
八百モモは可愛そうだった。うん。
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朱里(プロフ) - まほちんさん» き、気づかなかった……全部直します！ありがとうございます！ (2018年3月28日 18時) (
レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
まほちん - 雄英高校が、ほとんど英雄高校になってます、、、！ (2018年3月23日 23時) (レス) id: 05f0b2f9d9 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 名無し42823号さん» お、お恥ずかしい笑笑ありがとうございます！ (2017年12月3日 17時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し42823号(プロフ) - 18話のクラインがクラウンになってますよ！お話面白いです！ (2017年12月2日 12時) (レス) id: 2281aa880b (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - よぼよぼ婆ちゃんさん» ご丁寧にありがとうございます！画像、貼り付けてみます！ (2017年10月19日 7時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱里 | 作成日時：2017年9月17日 19時
