三十五話 ページ40
そして今日この日、体育祭当日。
空はご立派な晴れ間模様で体育祭日和だった。
出久と一緒に出た私はそんな晴れ模様の気持ちよさに耳を踊らせていた。
「気持ちいい？」
『この風、好き』
今の私は上機嫌である。
ただ、学校に付けばマスコミだらけでそこで一気に機嫌がダダ下がる。
人が多いのは苦手だ。
「こんなので機嫌悪くしてたら、体育祭の時はどうするの」
確かに、それもそうだ。
なんとかなるにかけるしかない。
体育祭用のステージ、大きなドーム型の会場に移動すればもう既に人は満席で大歓声で賑わっていた。
そして何より、プレゼント・マイクの実況がうるさい。
代表として呼ばれた爆豪が皆に向かって挑戦状のような言葉を送った。
はっきり言えば彼らしい。
《第一種目は障害物競走！この特設スタジアムの外周を一周してゴールだぜ！！》
全生徒入場とともに早速始まった第一種目。
《ルールはコースアウトさえしなけりゃ何でもアリの残虐チキンレースだ！！各所に設置されたカメラロボが興奮をお届けするぜ！》
そう言えば、相澤先生に飛ぶ動物はダメだと言われてた。
つまり、鳥類はダメ。
咄嗟に始まった障害物競走。
スタート合図とともに仕掛けてきた轟くんの氷をひらりと避け、ヒョウに変化する。
「てめえ、俺の前に行くな！動物野郎が」
爆豪の横を通り過ぎると後ろで何か言っていたが、気にせず走る。
すると広い場所に出た。
そのまま突っ走っていると初めて見るロボットが私の前に立ちはだかる。
あとから来た人の噂によれば、入試で出たロボットだとか。
出久が戦ってたのはこいつか。
ヒョウで勢いをつけて、カンガルーに変化し、飛ぶ。
そして人の姿に戻って手をライオンの手にして、ロボットを真っ二つにした。
《オイオイ第一関門チョロイってよ！！んじゃ第二はどうさ！？落ちればアウト！！それが嫌なら這いずりな！！ザ・フォール》
ロボットを越した先、待ち構えていたのは崖という崖に一本の縄が貼った吊り橋よりも酷い吊り橋の道。
道って言えないか、これ。
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朱里(プロフ) - まほちんさん» き、気づかなかった……全部直します！ありがとうございます！ (2018年3月28日 18時) (
レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
まほちん - 雄英高校が、ほとんど英雄高校になってます、、、！ (2018年3月23日 23時) (レス) id: 05f0b2f9d9 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 名無し42823号さん» お、お恥ずかしい笑笑ありがとうございます！ (2017年12月3日 17時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し42823号(プロフ) - 18話のクラインがクラウンになってますよ！お話面白いです！ (2017年12月2日 12時) (レス) id: 2281aa880b (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - よぼよぼ婆ちゃんさん» ご丁寧にありがとうございます！画像、貼り付けてみます！ (2017年10月19日 7時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱里 | 作成日時：2017年9月17日 19時
