二十八話 ページ32
「やぁ」
全身真っ黒の黒の剣士が。
彼と出久の目が合うと出久から慌てて自己紹介。
その様子にちょっと驚いて、自己紹介。
「なぁ、モノ……じゃなかった。しろ」
『どっちでもいいよ。彼には話してる』
ついでに私の彼氏です。そう付け加えるとひどく驚いた二人が目を合わせる。
「おい、マジかよ。以外だ」
「まさか、モノクロにも彼氏が出来るとは」
『何？刺されたい？』
「すいません」
飲んでいたココアを置き、猫に戻って出久の膝へ。
少し落ち着いたところで彼らに出久のことを話した。
「それでここに」
『隠すの嫌だから』
そう言えば。と、彼は私に体を向けた。
「GGOって知ってるか？」
『知ってる。やってるから』
すると流石！と言う返事が返ってくる。
どうやら彼はある人からの依頼でそのゲームをやることになっているらしい。
『アスナ、心配かける』
「うっ、ちゃんと話すつもり……話します」
話すつもり。そう答えた時点で私は彼を睨む。
『言いたいこと、言った。そろそろ帰る』
ふと時計を見ればすでに６時を回っていた。
「わっ、もうこんな時間！？」
あまり喋らなかった出久が声を上げる。
「モノクロ、今日は？」
ダイブするかの話か。
『出来たらする』
飲み物代、つまり私の分だけのお金を払ってその店をあとにした。
その帰り道、彼は私を家に送ると私の家に向かって並んで歩いていた。
「凄いね、しろは」
『……？』
出久が言うスゴイの意味がわからない。
「まるで別世界だよ、僕には」
あのエギルのカフェのことかな。
『私も最初はそんな気してた』
あそこだけがまだ、ゲームの世界なんじゃないかって思わせる時が何度もある。
それぐらい、あそこは特別なのだ。
『出久も今度、ナーヴギア被る？』
予備あるよ。と、付け加えて。
「え、いいの？実は少し興味あって」
苦笑いする彼に私は頷いた。
話している間にいつの間にか家の前。
明日は用事あるから会えない。そう言えば、彼はなら、明後日会いに行くねと行ってくれた。
恋人同士なんて今でもよくわかってないけど、お父さんとお母さんはこんな感じだったのかなと手を振り去っていく出久を見送りながら思うのであった。
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朱里(プロフ) - まほちんさん» き、気づかなかった……全部直します！ありがとうございます！ (2018年3月28日 18時) (
レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
まほちん - 雄英高校が、ほとんど英雄高校になってます、、、！ (2018年3月23日 23時) (レス) id: 05f0b2f9d9 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 名無し42823号さん» お、お恥ずかしい笑笑ありがとうございます！ (2017年12月3日 17時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し42823号(プロフ) - 18話のクラインがクラウンになってますよ！お話面白いです！ (2017年12月2日 12時) (レス) id: 2281aa880b (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - よぼよぼ婆ちゃんさん» ご丁寧にありがとうございます！画像、貼り付けてみます！ (2017年10月19日 7時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱里 | 作成日時：2017年9月17日 19時
