暗殺ヒーロー (ページ9)

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いつ気を失ったのだろうか、目を覚ました時には病室で彼らと同じ部屋にいた。

「桜木さん、大丈夫っ！？」

私が目を覚ましたことに気づいたのは緑谷くんだった。

それに続き、轟くんや飯田くんがこちらを除きに来る。

頭には包帯が巻かれていて、腕や足にも包帯が巻かれていた。

「うん、大丈夫」

ヒーロー殺しが死んだ後、私も倒れたらしい。

「わりぃ、守れなかった」

私が起きたと同時に悲しみと罪悪感、嬉しさが混ざる表情をしていた。

「轟くんは悪くないから。そう自分を責めないで」

彼の頭を撫でる。

「飯田くんはもう大丈夫？」
「あぁ、巻き込んでしまって申し訳ない」
「巻き込んだんじゃないよ、単なる気まぐれ」

その言葉に彼は目を見開き微笑む。

「緑谷くんと同じことを言うんだな」

その言葉にムスッとする轟くんと何故か照れ顔の緑谷くん。
そんな会話をしていれば、病室の扉がガラッと開いた。
扉の先から出てきたのはご老人と飯田くんの職場体験先の人と烏間先生。
「グラントリノっ」
「烏間先生」
その後に犬の擬人化とも言うべき人影。