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残りは実技試験。
皆、コスチュームを着てある場所へと集合される。
「ほとんどの人は噂で聞いているとは思うが、この試験は毎回ロボットを倒すこととなってる」
その言葉に舞い上がる、最下位二人。
「しかし、今回から変更になった」
その言葉に絶望する、最下位二人。
新たに聞かされた実技試験の内容。
それは一人二組でプロヒーローの先生達と本気で戦うこと。
「大体のペアと相手は決まっている。呼ばれた順にペアと作戦などを練っておくように」
皆、それぞれが組んだことのないペア。
仲が悪いペア、以外なペアと組まれていく。
しかし、私の名前が呼ばれることは無かった。
「あの、先生。私、呼ばれてないんですが」
「それなら安心しろ。桜木にはゲストを呼んである」
ゲスト……?
嫌な予感しかしないのは私だけでしょうか。
「職場体験以来だな」
「ちょっとは強くなったでしょうね?」
この声は間違いない。
「どうして、烏間先生にイリーナ先生がここにいるんですか。ってか、対戦相手二人なんて聞いてないし。鬼畜ですか」
とりあえず、吐きたいことを吐いてみた。
「俺の動きは中学で把握はしているだろう?」
いや、そういう問題じゃないんですが。
「暗殺ヒーローになるんでしょ?なら、私たちと戦うのは当たり前よ」
教えたな、カルマ。
じゃなくて、何で当たり前になるんですか。
「はぁ、もういいです。戦えばいいんでしょ」
もう、諦めた。
「その代わり、律を入れての戦いだ」
私のスマホから律の声がする。
逃げるか、戦うか。
そんなの、逃げの一択でしょうよ。
「大丈夫か?」
そんな様子に駆けつけてくれた轟くんに感謝。
「勉強より辛い」
これも試験なんだ。
頑張らなきゃ…
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ユリオLOVE - 大好きです!最新楽しみにしてます!! (2017年8月31日 16時) (レス) id: b580a56628 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱里 | 作成日時:2017年7月25日 17時