圏外男子に花束を【桃×赤】 (ページ14)

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No.14 ページ14

母「大毅ー。はよ準備せぇや？」

重「わあってる！！」

俺は眠たい目をこすりながら外に出るとそこにはなぜか小瀧がいた。

小「おはよ、重岡」

重「な、な、なんで！？」

小「だって彼氏と彼女は一緒に学校行くもんやろ？」

重「なんで家知ってるん？」

小「神ちゃんから聞いた」

神ちゃんめ……俺が神ちゃんを恨んでいると小瀧は俺の手を引いて歩き出した。

重「ちょ、ちょっと！」

小「重岡の手ちっちゃいな。」

重「うるせ」

小「重岡さ………メガネ取れば？」

重「は？なんで？」

小「だってこれダテやろ？」

重「そうやけど…」

小瀧は渋ってる俺を無視してメガネを奪った。

重「なにすんねん返せ！！」

小「え、可愛いやん。こっちのほうが」

重「んなことない！」

小「まっ、今日一日は我慢やな。」

神「おはよー」

重「あ、神ちゃん！！小瀧から俺のメガネ取り返してくれ！」

神「ごめんなぁ。俺もちっちゃいから届かへんわ」

藤「神ちゃんちっちゃいもんなぁ」

神「あ、流星おはよ」

小「はよ行くで」

重「ちょ、ちょっと待ってや！」

神「なぁ流星。あいつら付き合ったんかな。」

藤「まぁ手繋いでるぐらいやからな」

結局俺は学校に着くぎりぎりまで小瀧と手を繋いでいた。