ツンデレだったアイツがデレデレになった件について Part４【水色】

楽しくない ページ39

Aside




なにもかも、楽しくないや…




私、なにがしたいんだろう




朝起きると、身体がダルかった




昨日、特別すごいことをしたってわけじゃないし、ころんくんから、さとみくんの話を聞いただけ




『なんなんだろう、これ』(・ω・｀)




こ「A、おはよ」




私が考え事をしていると、ドアがノックされ彼が入ってきた




『ころんくん、おはよう』(*´꒳`*)




ころんくんにはバレちゃうかな




こ「今日さ、一緒に散歩しない？」




『…！』




私は笑って受け入れた




“ころんくんや、さとみくんといると落ち着けるのに…他の人は、大嫌い”




もう、嫌だ




散歩、一緒に行ったら少しは楽になるのかな




そんな淡い期待を抱(いだ)きながら、そんなわけないか、と自分の中で消し去る




“期待するのはやめよう”

— — — — —

こ「少し曇ってきたね…雨でも降るかな…」(´・ω・)




お昼過ぎ




昼食を済ませた私たちは散歩をしに来ていた




世間話をしながら、ちょっぴり湿っぽい空気の中を２人で歩く




『雨は嫌いだけど、この空気感は好きだな。私の気持ちを表してくれてるみたいで』




こ「そうなんだね。」




ふと、ころんくんが私の頭を撫でた




『…？』




こ「Aは、天気みたいだね。」




なんて、彼の言葉を聞きながら…




私の中で、“心の雨”が降った

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