61.宝物(キヨ視点) ページ22
実はマジで熱があったこーすけを無理やりベッドに放り投げた俺とフジ
「あれ?ヒラのやつどこ行った?」
リビングに戻るとヒラの姿がない
あいつ･･･抜けがけしやがったか
「あー！！俺がAについていくつもりだったのに！！」
フジが大声を上げる
最近フジは本当に包み隠さずシスコンだ
前々から思っていたけど
実際のところフジのシスコンは異常だ
フジを見ていると家族愛を通り越して
恋愛感情さえも感じてしまう
「フジさー、変ったよな」
「ん？え？なにが？」
「昔だと『Aと二人きりなんて許さねぇ！』みたいなだったじゃん」
そう
最初は俺達にAを会すことさえ嫌がっていた
それが今じゃ俺達の集まりにAが居る事のほうが当たり前になっている
「んー・・・うん・・・確かに」
俺の言葉にフジは苦笑いする
「ほら、A楽しそうじゃん？お前等といるの」
「・・・・」
「Aは東京来たばっかだし、俺も実況撮るから家空けることも多いし、一人にしとくより皆と一緒のほうが安心だしね」
フジはそう言って自分のスマホに目をやった
待受け画面にはフジの誕生日に俺達４人がAを囲んで撮った写真が設定されている
「お前、マジ妹大好きだな」
「だべ？この写真宝物だし」
こうやって素直に認めるなんてことも
前じゃありえなかったのにな
なぁフジ
お前が変わったのって緊張感が解けたから？
それともその逆で
俺達を牽制しているのか？
いつでも目に届くところに置いていた方が安心だから？
「あいつに彼氏でもできたらフジ窓から飛び降りるんじゃね」
「あー・・・そん時は全力で俺を止めてくれ。やりかねないわマジ。」
冗談ぽく笑ったフジに俺は視線を逸らした
「ただいまー」
「こーすけ寝た〜？」
「お、帰ってきたな。
A〜おかえり〜」
玄関へ向かうフジ
俺はひとり溜息をついてスマホを開く
「宝物・・・だよな・・・」
俺の待受け画面にも
楽しそうに笑う俺達５人がいる
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さぼてん(プロフ) - いっくんLoveさん» わわ！！ありがとうございます！！本当にですね、他のオチも結構悩んだのですが･･････更新停滞気味ですが続編の方で他の人とのイチャイチャを書けたらなって思ってます！ (2018年9月1日 10時) (
レス) id: fcf8aeaa85 (このIDを非表示/違反報告)
いっくんLove - とっっても、キュンキュンしました！ヒラフジオチも別で見たかったかなぁ…なんて…(´-`) (2018年9月1日 9時) (レス) id: 67bd314699 (このIDを非表示/違反報告)
さぼてん(プロフ) - あっとろさん» ありがとうございますっ( ；∀；)続編もいつかお届けしたいと思いますので、宜しくお願いします！！ (2018年2月25日 10時) (レス) id: fcf8aeaa85 (このIDを非表示/違反報告)
あっとろ - 完結おめでとうございます！素晴らしい作品でした！これからも楽しみにしてます。 (2018年2月25日 8時) (レス) id: aeccefc1f2 (このIDを非表示/違反報告)
さぼてん(プロフ) - みなさま投票、あたたかいご感想ありがとうございますー！！沢山のコメントに励まされました(´；Д；｀)これからもよろしくお願いします！！ (2018年1月20日 18時) (レス) id: fcf8aeaa85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さぼてん
| 作成日時：2017年8月30日 19時
