第一話:それは突然に ページ2
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それはとても突然だった。
自宅で何時もの時間、何時ものバルコニーでアフタヌーンティーを楽しんでいた時だった。
私は気付いてしまった。
───この世界は
驚きの余り、手に持っていたティーカップを落としそうになってしまったが、持ち前の冷静さで事なきを得た。
何時も侍らせているじいやが居なくて良かった。などと内心ほっとしながら、さも何事も無かったかのように装う。
前述の通り、私はこのまま行けば破滅の運命を辿る。何故、まるで他人事のように受け止める事が出来るのか。それは、今の私はそこまで過激でないからである。
時期的に言うなら"
また、
何れにせよ、この世界には明確なあらすじが存在し、私のような住人はその通りに動いていくのは確かだ。
結局、何が言いたいかと言うと、破滅エンドを迎えたくないのだ。
創られた世界のあらすじ通りに動かされた結果、私は生徒会長の座を奪われ失脚。負け惜しみで挑んだ決闘も惨敗し、そのまま学園を追放された。
約二年間生徒会長として君臨した女が、こうも惨めな終わり方をするなんて、自分のことなのだが呆れていっそ笑えてきてしまう。
あぁ、でも、悪役にはそんな結末がお似合いか。
そう自嘲気味に笑って、好物のアップルティーに口を付ける。その瞬間、ティーカップから亀裂音が鳴り、がしゃんと盛大に音をたててティーカップがソーサーに叩き置かれた。
『何がお似合いだ、巫山戯るな』
こうなったら徹底的に逆らってやる。
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鶴木(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！ (2020年9月13日 13時) (
レス) id: 9ab679ed16 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - あ″ぁ好き！シナリオ面白いです(*´∇｀*)本当に！いい展開！ (2020年9月12日 23時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
鶴木(プロフ) - Tさんさん» ひゃー！ありがとうございます！！女王様主人公大好きなので動かすのが楽しいです……更新頑張ります！！ (2020年8月9日 18時) (レス) id: 9ab679ed16 (このIDを非表示/違反報告)
Tさん(プロフ) - 主人公の性格と世界線が凄い好きです…！ もう、好きです！(2回目)無理しない程に頑張って下さい！応援しております〜、 (2020年8月9日 14時) (レス) id: 0fb9fed1ca (このIDを非表示/違反報告)
鶴木(プロフ) - #よにん。＠変人系カップル＆シトラ教教組さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年8月5日 16時) (レス) id: 9ab679ed16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶴木 | 作成日時：2020年7月20日 22時
