【d!】世界で1番お姫様【zm】【男主】 (ページ2)

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zm「なんでAおらへんの？」

出勤一番驚くゾム

と、それをジト目で見るシャオロン。

sha「はぁ？昨日の夜言うてたやん
今日から一週間研修やって」

zm「なんやそれ。聞いてへん」

シャオロンは昨夜酔っ払っていた
ゾムを思い出してため息を着いた。

sha「兎に角、研修なんや。諦め」

zm「トントン…」

ゾムは振り返り捨てられた子犬のような瞳を
トントンに向ける。

tn「僕はこれに関しては何も出来へんよ？」

その日ゾムは何回も隣の空席見ては
寂しげな顔をしていた。

それを見かねたシャオロンが業務後
ゾムの元へ向かった。

sha「てか、前から聞きたかってんけど
ゾムって一人の時間好きやん。」

zm「せやで」

トントンも気になって向かってきた。

sha「じゃあAと一緒にいんのたまにキツくならへんの？」

少しの沈黙の後ゾムが口を開く。

zm「俺が一人でいたいって思う時は
Aが感じ取って一人にしてくれるから」

それが何か？という顔でそう答えた。

tn「うわ」

sha「どんだけ甘やかされてんねん…」

その時トントンの携帯が鳴った。

表示画面にはAの文字が

トントンが携帯を耳に当てる

tn「はいもしもし」

『おー、おつかれ
ゾム大丈夫そう？』

tn「丁度良かったわ。寂しがってかなわんねん」

机に突っ伏していたゾムが顔を上げる

zm「俺じゃなくてAが寂しいからかけたんや」

『うわ、声聞こえるわ』

sha「Aさんは川北さんと一緒の研修、
どうー？
手ぇ出してへんやろな笑」

シャオロンがわっるい顔をして
電話口のAに届くように
大きな声でそう尋ねた。

トントンは(またいらん事してコイツ…)と内心で思った。

二人ともゾムの方を向く

そこには目を見開いてぽかんとした表情のゾムが

zm「＿＿え、待って。川北って」

sha「ほら、営業課の美人の」

急いでトントンの携帯を手に取るゾム

zm「Aっ！！寂しいからはよ帰ってきて！」

『ん？うん。お土産買ってくるから待ってて～』

そうやって素直になればいいのに、、
トンシャオはそう思い、顔を見合わせた。