7日間の王 (ページ50)

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#50 ページ50

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夜。

色々、話をしていたらこんな時間になってしまった。

一段落ついたところで、私とウヨンさんは家に帰った。

WY「うぇ〜…」

『少しは落ち着きましたか？』

WY「まぁね…」

怒るのを止め、冷静になったウヨンさんは寝そべりながらそう言う。

WY「なんか怒涛の数日間だっだから疲れたよ…」

『ｱﾊﾊ…そうですね笑』

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寝そべって伸びをしているウヨンさんを横目に、私は今日の夕食を作る。

そして、2人でいつものように食べた。

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食べ終わった後、寝ようとしたが私は寝つけなかった。

まだ興奮冷めやらないのだろう。

ゴロゴロと体を動かしていると私のカバンが目に入る。

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寝れないから久しぶりに本でも見ようかな…。

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そう思った私はまたあの本を見る事にした。

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続きには、やはり今まで起こった事と全く同じ事が書かれている。

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隣の国が攻めて来る事。

ジョンホさんが皇帝になる事。

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やっぱり気になる点は、

果たしてこれは作られた物語なのか。

それとも本当にあった出来事なのか…。

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私はそのどちらかの事実が知りたくなった。

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____ﾋﾗｯ

『あっ…』

その事を考えていると、本の隙間から1ページ落ちてしまう。

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___ﾎﾞﾜｯ!!

『えっ…嘘！？』

そのページは私が読むのに使っていたロウソクの火に燃やされる。

私は慌てて紙についた火を消すが、その半分はもう既に燃えてしまっていた。

『あぁ…どうしよ…』

仮にもこれは私がいた図書館にあったもの。

これは館長に怒られるの確定だな。

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なんとか火は消えたが、

文字は消す時にかけた水によって滲んでいた。

必死に手で擦って見てみるが全然分からない。

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すると、燃えていない一部分だけその文字を確認する事が出来そうだった。

そこに記されていたのは、

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“7日間の王”

そう書いてあった。