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#15 ページ15























WY「さあさあ!ボーッとしてないでこれに着替えて!」








そう言って渡されたのは服と髪の毛を結ぶ紐。


いつも私が着ている服と違って、袖は白で赤と黒を基調とした動きやすそうなものだった。






これが恐らく私の練習着。




着替える場所を探してその周りをグルグルと回る。







だけど、一向に見つからない。






















?「やぁ、どうかしたの?」









声をかけてくれたのは、いつものあの男性だった。










『ちょっと着替える場所が分からなくて…笑』


?「あーそれならあっちにあるよ」


『あっ、ありがとうございます…!
えっと…あなたもここに練習に来ているんですか?』


?「うん、まぁ忙しいからたまにしか来れないけどね笑」


『そうなんですね…』







同じ場所に来れる事に嬉しさを感じたと同時に、その人がたまにしか来ない事に少し寂しさも感じた。

















あっ、そう言えば名前をずっと聞いてない…。










『あの、すみません!』

?「ん?」





『お名前…私、全然聞いてなくて…笑』


?「あぁ…」
















JH「チェ・ジョンホ」










『チェ・ジョンホさん…』


JH「うん、君は?」


『私の名前はユン・Aっていいます!』






JH「Aさんか…これからよろしく」


『…はい!』










やっと名前を知れた…。




私は嬉しくなって持っている服をキュッと掴んだ。

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作者名:いちご豆大福 | 作成日時:2022年3月29日 17時

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