ポニーテール。 (ページ25)

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結局、2時間目はバッチリ2人でサボった。

こっそり帰ってきたものの私達は先生にこっぴどく叱られた。

別に青春ぐらい謳歌したっていいでしょうよ←

怒られた後は教室に戻り、席に座ろうとしたが私の机の上にﾄﾞｰﾝと座っている有咲がいた。

「話してご覧なさいよ」とだけ言われたのでさっき起こった事を話した。

「遅いわ」の一言で終わったが、何だかんだ有咲のお陰で私達が付き合う事が出来たのかなって思った。

次は英語の授業。

お互いの席に座り直すと、奨くん先生が来たと同時にチャイムが鳴った。

奨「はーい、号令かけろー
あ、あと今日中川居残りだからなー」

『え？』

そう簡単に楽しく恋愛させてくれなさそうです。

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放課後、教室に1人で奨くん先生を待っていると一成が迎えに来てくれた。

豆「お待たせー」

『一緒に帰ってくれるのはありがたいんだけどまた居残りになっちゃった…』

豆「何回そうなったら気が済むの笑」

『こっちが聞きたいよ』

そんな話をしていると先生が1枚の紙を持って私達の前に立った。

これはもしかして、、、

奨「進路希望表だ」

あ、そういや受験シーズンだったっけ…？

先生に言うの忘れてた。

『先生、私行く所決めました』

奨「本当か！？」

豆「え、いつ決めてたの？進学？就職？」

『ﾌﾌｯ、進学だよ。自分がやりたい事がやっと分かったんだよね』

奨「そうか！良かったな！
で、どこの大学に？」

『○✕大学です』

豆「○✕大学…？」

奨「そこって確か英語に力を入れた大学だったはず…」

『はい！奨くん先生みたいに英語をもっとしたいなって思ったんです。

他の言語を学ぶのは簡単な事じゃないと思うけど、チャレンジしたいんです』

奨「…まさか俺が影響してたとは」

先生は驚いた表情から泣きそうな顔に変わった。

一成と2人でイジると「泣いてないからな！」なんて言ってそっぽを向いた。

奨「…で、俺の事はもういいから。
それよりこの大学なら引っ越しもしなきゃいけないなぁ…なんだか寂しくなるよ」

豆「え、引っ越し…？」

『あぁ、実は県外なんだよね』

豆「へ？」

奨「それに留学も行く必要があるな」

豆「留、学…？」

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豆「えぇ！？」