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___ 1週間後
壱馬 「 ... ほんまに行くん 」
「 わ、 」
俺よりも早く起きてメイクをしていた彼女
急に話しかけたから驚いて何かのキャップが落ちて
俺の足元にコロコロと転がってきた
壱馬 「 これ何のキャップ？」
「 アイライナーです 」
壱馬 「 ... 北人の為のメイク？」
「 私の為のメイクです 」
キャップを追いかけて四つん這い状態の彼女と
お尻はつかずにしゃがんだ状態の俺
もちろん俺の方が目線は高いわけで
壱馬 「 ... 」
「 ...？」
壱馬 「 胸元、見えそうやけど 」
「 ！ 」
まだ着替えてない、部屋着のスウェットのまま
俺のわがままで俺のスウェットを着させてるから
当然サイズ感はいつもだぼだぼ
壱馬 「 無防備なんは俺の前だけにしてな 」
「 当たり前ですっ 」
壱馬 「 ん、ええ子 」
なんだろう、
アパレルを辞めてから、なんだか幼くなった気がする
... というか、気を張らなくなった？
今まで家でもずっとパソコンや書類に向かっていて
静かだと思えば机に突っ伏してうたた寝していたり、
そういうのが少なくなって自分の時間が増えたから？
あれ以来、変な事件も起こっていないし俺も気が楽
「 壱馬さん、キャップ ... 」
壱馬 「 ん？あぁ、キスしてくれたら返すで 」
「 私からですか ...？」
壱馬 「 Aから 」
「 ... むりです、恥ずかしい 」
そう言ってアイライナーを持ちながら元居た位置へと帰るA
恥ずかしがり屋なのは変わってないっぽい
壱馬 「 A、キャップ返すからお願い聞いて？」
「 お願い？」
壱馬 「 今日の服 俺に選ばせて欲しいねん 」
「 え、壱馬さんが選んでくれるんですか ...！」
壱馬 「 ん、はいキャップ 」
「 ありがとうございます 」
壱馬 「 ならクローゼット見してな？」
「 はい！ ... あ、右側のクローゼットは見ないで下さい 」
壱馬 「 ... 鶴の恩返し？」
「 違います、見られたくないんです 」
次は先程のアイライナーとは違うペンを手に持ちながら
唇を尖らせてこっちを見る彼女
分かった、と返事をしリビングを出た
一緒に住んでるのに見られたくないものって何？
壱馬 「 やべぇ、気になる ... 」
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(作者です！
やっとやっと移行しました...！
赤星目指しているので良かったら高評価お願いします♡)
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S(プロフ) - 更新楽しみに待ってます( ; .̫ ; ) (12月15日 8時) (
レス) @page2 id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
らな - 更新頑張ってください！この作品大好きです。 (2022年2月6日 23時) (レス) @page2 id: 50ff4244d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるたん
| 作成日時：2022年1月27日 13時
