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「 壱馬さんっ、怪我は ... 」
こんな時まで自分のことより俺を心配してくれる
愛おしさと自分への悔しさで感情が絡まって
気付けば思い切り抱きしめていた
壱馬 「 ごめん 」
同時に来たパトカー
複雑なまま一度Aを離し、警察に事情を説明すると
大きな怪我がなかったから、と書類だけ書いて帰してくれた
しばらくは周辺を警戒して巡回してくれるらしい
人通りがなかったこと、
タクシーの運転手さん達が通報してくれたこと、
不幸中の幸いとはこの事をいうのかもしれない
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壱馬 「 腕見せて 」
「 はい ... うわぁ、」
壱馬 「 ... 酷いな 」
家に入って腕を見せてもらうと酷く内出血していた
男に両手で思い切り掴まれて引っ張られたとはいえ
相当 力が入っていないとここまではならない
壱馬 「 ごめん、痛かったやろ ... 」
「 ごめん なんて、壱馬さんは何も悪くないです 」
壱馬 「 ..... 守られへんかった 」
「 あの場に壱馬さんが居なかったら 私は今ここに居ません 」
壱馬 「 ... 」
「 壱馬さんが守ってくれました 」
そう言ってくれる声と身体は震えている
壱馬 「 ごめん、もっと早く気付くべきやった 」
「 私こそごめんなさい、ずっと言えなくて ... 」
壱馬 「 ..... おいで A 」
きっと男への恐怖心が更に強くなってしまったはずなのに
俺の腕にすんなり入ってきてくれる
壱馬 「 ... 怖くて痛くて 辛かったよな ... 」
「 ... 」
壱馬 「 仕事のことも ... ごめん 」
「 私が決めたことです、壱馬さんは悪くない 」
壱馬 「 全部俺が悪いねん 」
「 違います、」
壱馬 「 そもそも俺が交際報告したせいで ___、っ 」
俺の口を止めたのは紛れもなく彼女の唇で
ゆっくりと離れていくキミの顔は
怒っているような悲しい様な、そんな表情をしていた
「 ... もう謝らないでください 」
壱馬 「 ... 」
「 私は全部嬉しかったです
たくさん怖い思いをしても それでも傍に居たかったんです 」
壱馬 「 A .. 」
「 私が壱馬さんから離れなかったからこうなったんです
... 分かってても 離れたくなかったのは私のわがままです 」
その時 Aの瞳から大粒の涙が1つ零れて
今まで溜め込んでいたものが全部ボロボロと溢れ出した
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kkm1997(プロフ) - まるたんさん、お話移行したと思ったら、1話だけだったので、すぐ読み終わってしまいました。文長めの2話くらいの更新お願いします。 (2022年1月27日 17時) (
レス) @page39 id: 7f4f373820 (このIDを非表示/違反報告)
まるたん(プロフ) - bo-boboさん» 初めまして！嬉しいお言葉ありがとうございます( ; _ ; )頑張ります♡ (2021年12月29日 23時) (レス) @page37 id: 3bbb120659 (このIDを非表示/違反報告)
bo-bobo(プロフ) - まるたんさんはじめまして。こちらの作品大好きで更新を楽しみにしていました！壱馬さんの言葉遣いがリアルでキュンキュンします。これからもがんばってください(*´｀*) (2021年12月21日 10時) (レス) @page34 id: f8169d90c6 (このIDを非表示/違反報告)
かずみほ - こんばんは、また最近更新されているので、また読み始めてます。楽しみにしているのでたくさん更新お願いします。 (2021年12月17日 21時) (レス) @page32 id: 7f4f373820 (このIDを非表示/違反報告)
まるたん(プロフ) - saeさん» わぁぁ嬉しいです！ありがとうございます♡ (2021年11月20日 11時) (レス) id: 3bbb120659 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるたん
| 作成日時：2020年5月27日 20時
