もう一度、君に恋した。 (ページ6)

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俺が好きな子は、

高校の同級生で、同じ夢に向かって切磋琢磨していた

(人1)だ。

彼女は、デビューが決まらなかった。

声を失ってしまった。

ずっと彼女を好きだった僕は、

彼女がヘチャンのことすきだと知っていても

そばにいた。友達としてでもいいから

そばにいたかった。

夢を失い、恋に敗れ、事故で

声まで失って、

辛そうな彼女のそばから離れたりなどできなかった。

彼女は、すごく明るかった。

俺らの太陽みたいな存在だった。

そんな彼女が、

変わり果ててしまった。

俺は、ヘチャンにこの事を話さなかった。

俺の他に、ジェミンも知ってるけど、

2人でこの事を話すのはやめようと決めた。

彼女も望まないからと。

だから、ヘチャンに常に内緒で会ってる。

「(人1)」というワードも出さないようにしてる。

だから、ヘチャンは、今の彼女を知らない。

俺がこれからは守るって決めたから

邪魔もされたくないんだ。