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あ、いた…
向かった先は僕と涼介のひみつきち
なんてことないガラクタの溜まり場だけど小さい頃から2人で父さんに怒られた時も、お母さんが亡くなって悲しみに明け暮れた時も、ずっとずっとここに来ていた。
ポツン、とそこら辺にあった石に腰掛けている涼介
侑李「…りょーすけ、」
涼介「なんだ、きたの」
しばらくして父さんも合流したはいいものの
宏太「おうち帰って話しよう？ね？」
涼介「話すことなんてないよ。俺は」
薮「涼介の気持ちはしっかり尊重したい。だけどね…」
涼介「だけどなに？
こんな使えないような、いつ寝たきりになるかもわからないような人間雇ってくれるところないって言いたいんでしょ？」
薮「っ…そんなこと言ってないよ。涼介が無理しないで頑張れるように、身体のこと考えて…」
涼介「分かってる。そんなの分かってるよ。
分かっててもどんなに頭で理解してても
受け入れられないことってあるんだよ
そんな簡単に…言わないでよ…っ…」
涼介「俺だって頭の中ではわかってるよ
発作も毎日起こるし、父さんが心配して言ってくれてるのもわかるし
こんな体で毎日働けないことなんて、自分が1番わかってるよ…
だけどそうやって特別扱いされるのが
俺は普通じゃないって言われてるみたいで1番やなんだよ」
今まで貯めていたものを晴らすかのように一気に話した涼介に驚きを隠せない僕と父さんはなにもいえなくて
涼介「…もう…っ…、、わかんないんだよ…っ……」
そう小さくうずくまる涼介の目には涙がポロポロと溢れていた
こんなもがいてる涼介になんて言葉をかけても意味がないような気がして、ただただ隣で背中を摩る
宏太「涼介の将来のことだから、涼介自身が決めていいよ。
けどね…俺は涼介が大事だからこそ許可できないことももちろんある。
だから、ちゃんと話そう…ね？涼介の気持ちしっかり聞かせて欲しい、話はそれから」
父さんのいつもとは違う真剣な空気に納得したのか、ほんの少しだけ頷いた
立場が違えば気持ちなんて全部わかってあげる事はできない
だからこそ、
一歩ずつ歩み寄って行こう
きっと気持ちはみんな一緒なんだから…
ゆっくり涼介を支えながら3つの影を並べて帰路についた。
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ツムギ(プロフ) - 知 念 ら ぶ か ?さん» リクエストありがとうございました！またお待ちしております (2020年6月7日 15時) (
レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
ツムギ(プロフ) - ゆあさん» リクエストありがとうございます！詳しく書いていただけるとお話を書きやすいのでありがたいです（ ; ; ）書かせていただきます (2020年6月7日 15時) (レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
知 念 ら ぶ か ?(プロフ) - 書いていただきありがとうございました！ (2020年6月6日 21時) (レス) id: c51e10ae58 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 両者の話を聞いて、仲直りにもっていって、また仲良くお話したりするハッピーエンドのお話でお願いします。すごく長くなってしまってすみません。 (2020年6月6日 21時) (レス) id: dd61d9a9b1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 中学生になり反抗期に突入して、ひかに気づかれない所で喧嘩しちゃって気まずい雰囲気になっている所を部活から帰ってきた高校生の大ちゃんがその雰囲気に気づき、 (2020年6月6日 21時) (レス) id: dd61d9a9b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツムギ | 作成日時：2020年6月6日 15時
