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お昼、採血やらなんやらを終えて部屋に戻ると
すっかりなくなってしまった体力のせいか、いつの間にか眠りについていた
大貴「、いのちゃんいのちゃん、体調悪い？」
遠くで聞こえた声に目を開けると、看護師である大ちゃんの顔が覗く
伊野尾「大丈夫」
大貴「そっか、そろそろ夜ご飯だからね」
時計を見るともう18時を指す頃で、
今日もまた1日を無駄にした気分になる
ご飯はいつもロビーの好きな席で食べることになっていて、
俺はいつも山田と2人で食べる
体調が悪い日は部屋で食べるから、さすがに今日はいないかな〜と思ってダラダラしていたら、テーブルに座っていた山田が
涼介「いのちゃん、おそいよ、！」
なんて言うもんだからちょっとだけびっくりした
伊野尾「もう体調大丈夫なの？」
涼介「そんないのちゃんまで看護師さんみたいなこと言わないでよ」
伊野尾「ごめんごめん、さ、ご飯食べよ」
涼介「いただきまーす」
山田と他愛もない話をしてご飯を食べ進める
美味しくない病院食も山田と2人で食べてるだけで少し美味しく感じるんだ
涼介「ねえねえ、いのおちゃん」
伊野尾「んー？」
急にポツリと、真面目な顔をして話し始めた山田
涼介「…あのね、腫瘍転移してたんだ
また明後日から治療始めるって言われた」
伊野尾「…そっか」
こんな時なんて言葉をかけたらいいのか、自分も同じ立場であるのに正解なんて分からなくて
なんでもない振りをして互いに強がるんだ
伊野尾「俺も明日から無菌室で治療だからお揃いだね…」
涼介「、また会えなくなっちゃうね」
伊野尾「…ん、がんばろ、おたがい」
涼介「、うん」
がんばる、と言っても何を頑張ったらいいのかどう頑張ったらいいのかなんてわからなくて
だけど他に見つかる言葉もないから頑張る、って言うしかないんだ
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ツムギ(プロフ) - 知 念 ら ぶ か ?さん» リクエストありがとうございました！またお待ちしております (2020年6月7日 15時) (
レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
ツムギ(プロフ) - ゆあさん» リクエストありがとうございます！詳しく書いていただけるとお話を書きやすいのでありがたいです（ ; ; ）書かせていただきます (2020年6月7日 15時) (レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
知 念 ら ぶ か ?(プロフ) - 書いていただきありがとうございました！ (2020年6月6日 21時) (レス) id: c51e10ae58 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 両者の話を聞いて、仲直りにもっていって、また仲良くお話したりするハッピーエンドのお話でお願いします。すごく長くなってしまってすみません。 (2020年6月6日 21時) (レス) id: dd61d9a9b1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 中学生になり反抗期に突入して、ひかに気づかれない所で喧嘩しちゃって気まずい雰囲気になっている所を部活から帰ってきた高校生の大ちゃんがその雰囲気に気づき、 (2020年6月6日 21時) (レス) id: dd61d9a9b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツムギ | 作成日時：2020年6月6日 15時
