> はんぶんこ ( ym hk ) ページ33
○ hk ( 15 ) × ym ( 13 ) 1
○ 激しい虐待シーンありますご注意ください
hk side
オンボロのアパートの玄関の前に立つと、今日もまた母さんの怒鳴り声が響き渡っているのが聞こえる
涼介「……っ、、、はぁ……っ……はぁっはぁ…」
「…あー！！！本当にめんどくさい子ね…」
ガチャっと急に扉が開いて、血相を変えた母さんが家を飛び出した。今日もまた知らない男のところに行く予定だろう
光「りょーすけ！大丈夫？くるしい？」
そんな母さんのことを睨みつけて急いで中にいる涼介のもとへ駆けつける
涼介「……ん、、、ひか……？…はぁ…っ……」
光「うん、ひかだよ遅くなってごめんね
息苦しいね、酸素つけようか」
弟、正確に言えば血が半分しか繋がらない弟である涼介は肺高血圧症という難病を患っている
母さんは男を取っ替え引っ替えするクソみたいな人で、俺も涼介も父親がどの男なのかは全く知らない
特に病気を抱えている涼介は、学校も不登校状態で、ひどい虐待を受けている為か病院につも連れて行ってもらえず
家で毎日苦しそうに、まるで死ぬのを待つかのように耐え忍ぶ日々だった
涼介「……はぁ…はぁっ…さん、そ……も、な、い……」
光「え？」
涼介の病気は常に酸素流入が必要とされているらしいが、金がかかるから、と買ってもらえなかったらしい
ひどく散らかったアパートの部屋には空になった酸素ボンベが、悲しそうに置かれていた
俺は学校という逃げ場があるけど、ほぼ寝たきりで動けない涼介はそれさえ許されない
まだまだ中学生の俺たちはお金もなく頼れる術もなく、逃げ出したしたり先生に助けを求めたら更に酷い仕打ちを受けることは目に見えていた。
そもそもほとんど動けない涼介を連れて家から出るのは不可能に近くて、現に今もトイレにすら動けないみたいで俺がいない時はもう数年使ってるであろう布団にしているらしい
涼介「……っ、、はぁ…はぁっはぁ……」
光「苦しいね…」
何もできない兄でごめんと背中をさするも、既に涼介は限界だったのか、手も足も冷たく真っ青なまま眠ってしまった
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ツムギ(プロフ) - 知 念 ら ぶ か ?さん» リクエストありがとうございました！またお待ちしております (2020年6月7日 15時) (
レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
ツムギ(プロフ) - ゆあさん» リクエストありがとうございます！詳しく書いていただけるとお話を書きやすいのでありがたいです（ ; ; ）書かせていただきます (2020年6月7日 15時) (レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
知 念 ら ぶ か ?(プロフ) - 書いていただきありがとうございました！ (2020年6月6日 21時) (レス) id: c51e10ae58 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 両者の話を聞いて、仲直りにもっていって、また仲良くお話したりするハッピーエンドのお話でお願いします。すごく長くなってしまってすみません。 (2020年6月6日 21時) (レス) id: dd61d9a9b1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 中学生になり反抗期に突入して、ひかに気づかれない所で喧嘩しちゃって気まずい雰囲気になっている所を部活から帰ってきた高校生の大ちゃんがその雰囲気に気づき、 (2020年6月6日 21時) (レス) id: dd61d9a9b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツムギ | 作成日時：2020年6月6日 15時
