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結局、その後も口を聞いてくれるわけもなく、
家に帰って、淡々とシャワーを浴びて部屋に戻ってしまった涼介
また話せなかったな…なんて肩を落としていると
涼介の部屋から、ドン! と鈍い音がして
驚いて部屋を覗く
すると移動して失敗したのか
車椅子の下に横たわる涼介の姿が
大貴「涼介！大丈夫！？」
涼介「…ん」
大貴「どうした？体調悪い？」
小さい頃は成長についていけず、
車椅子との移動が難しかったこともあったみたいだけど、
ここ最近ではあまりなかったから驚いた
涼介「…なんでもない」
大貴「なんでもないわけないだろ！！」
思わず出てしまった大きい声…
やってしまった…
そう思った時にはもう遅く、
目を見開いて、シュン、とした顔で謝った
涼介「、、、ごめんなさい…」
昔から人一倍繊細な涼介
怒鳴りつけるようなことはしないと決めていたのに…
大貴「あ、ごめんな…怒ってるわけじゃないよ。
ただ涼介の気持ち、もっと知りたいな…」
俺の発言に考えるように俯く
涼介の背中を摩って顔を覗いてみる
大貴「どうした？学校でなんかあった？」
いつもの何倍も優しい声が出て自分でも驚く
涼介「…なんか、、オムツ、、
恥ずかしい、な…って、、、おもって…
だけど、結局間に合わなくて…
もっと、、ダサいことになって…
迷惑かけてごめんなさい…」
ポツリポツリ、と話してくれた涼介
そうだよね…反抗期だもばかりだと思っていたけれど
涼介は誰にも相談できず、ひとりで葛藤してたのかもしれない…
大貴「大丈夫、迷惑なんかじゃないよ。
話してくれてありがとうね」
涼介「…」
大貴「けど涼介、オムツ嫌かもしれないけど
決して恥ずかしいことなんかじゃないよ。
それに、なんかあったらにいちゃんに相談してほしいな。」
涼介「……ぅん」
すっかり大きくなっていた背中に
あんなに小さいと思っていた涼介が
大人の階段を登る最中なんだと気付かされ
心が嬉しくなった。
大貴「ささ！じゃあ今日は一緒に夜ご飯作ろっか！」
涼介「…いちご買ってね」
大貴「ふふ、分かってるよ」
恥ずかしそうにはにかむ涼介を支えて、
また一歩ずつ歩き出した
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ツムギ(プロフ) - 知 念 ら ぶ か ?さん» リクエストありがとうございました！またお待ちしております (2020年6月7日 15時) (
レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
ツムギ(プロフ) - ゆあさん» リクエストありがとうございます！詳しく書いていただけるとお話を書きやすいのでありがたいです（ ; ; ）書かせていただきます (2020年6月7日 15時) (レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
知 念 ら ぶ か ?(プロフ) - 書いていただきありがとうございました！ (2020年6月6日 21時) (レス) id: c51e10ae58 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 両者の話を聞いて、仲直りにもっていって、また仲良くお話したりするハッピーエンドのお話でお願いします。すごく長くなってしまってすみません。 (2020年6月6日 21時) (レス) id: dd61d9a9b1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 中学生になり反抗期に突入して、ひかに気づかれない所で喧嘩しちゃって気まずい雰囲気になっている所を部活から帰ってきた高校生の大ちゃんがその雰囲気に気づき、 (2020年6月6日 21時) (レス) id: dd61d9a9b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツムギ | 作成日時：2020年6月6日 15時
