: ページ6
yuy side
夕方、すっかり暗くなった外の景色に
若干の焦りを抱えつつ、職場を出る
双子を学童へ迎えに行って、
急いでご飯を作り、ようやく夕飯の時間
だけどそこには朝のようなお喋りは
繰り広げられることなく、いつもよりどんよりしていた
雄也「今日は学校どうだった？」
気を使って盛り上げようとするも
なかなか会話が弾まない
どうしたものか、と不安に思いつつ
不穏な空気のままご飯を終えた
涼介「、パパ…連絡帳、、、
先生がパパに見せてね、って」
キッチンで洗い物をしていると
服の裾を掴んで呟くちいさな姿
雄也「わかった、これ終わったらみるね」
涼介「、ぅん…」
いつもより数倍小さく見えるその背中には
なにが乗っているんだろう、
急いで洗い物を終え、連絡帳を確認すると
担任の先生からのメッセージがあった
運動面での遅れを周りの友達にからかわれ、
涼介が体育の時間に泣いてしまった、という内容で
できないことを友達と比べて落ち込んでいる様子も見られるので
お家でのケアもお願いしたい、と書かれてあった
どうしても周りと比べてできないことが多い涼介と
反比例するように運動も勉強もこなせちゃう裕翔
できなくて、からかわれてしまった悔しさも
涼介を下げるような形にどうしてもなってしまう悔しさも
どちらがつらい、なんてことはなくて
涼介と裕翔の気持ちを思うと胸が痛んだ
実は涼介はまだ病気のことを理解していない
隔週で治療をしたり病院に行ったりするから
なんとなく、は気付いているのかもしれないけど
今、運動や勉強が遅れがちな原因も
将来待ち受けている可能性も、まだ知らない
だけどもう小学2年生になった
まだまだ甘えん坊だけど成長してる
今、すべてを伝えるべき時なのかもしれない、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 312人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ツムギ(プロフ) - 井上ありささん» はじめまして。コメントありがとうございます! わ!ほんとですかうれしいです（ ; ; ）こちらのお話、自己満で書いてるので感想いただけるのすごくうれしいです! これからもよろしくお願いします (2020年9月14日 0時) (
レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
井上ありさ(プロフ) - はじめまして。更新されていたので読んでいたのですが涙が止まらないほどでした。次の更新がとても楽しみです。 (2020年9月13日 23時) (レス) id: 49bc8aae5e (このIDを非表示/違反報告)
ツムギ(プロフ) - 愛ingさん» 幼少期のお話はその方の幼少期の顔のイメージで書いてます (2020年6月6日 23時) (レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
ツムギ(プロフ) - (名前)さん» 返信遅くなってすみません（ ; ; ）幼少期のお話はその頃の顔のイメージでお話を書いてます！という返信で大丈夫でしょうか…？ (2020年6月6日 20時) (レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
愛ing - 私も気になります。 (2020年6月6日 16時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ツムギ | 作成日時：2020年5月29日 0時
