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「よーい、ドン！」
先生の合図で頑張って走り始めたけど
いつの間にかみんなゴールしてて
みんなの視線が僕に集まるのがわかる
早く走らなきゃ！って思えば思うほど
息が苦しくなって集中なんてできなくて
たった50メートルがとても長く感じた
ようやく走り終えて、はあはあしていたら
「裕翔くんってすごいねー！
クラスで1位裕翔くんだってー！」
なんて1組の方から声が上がった
「同じふたごなのに弟くんは
ビリだってさー、あははっ」
なんて僕がここにいるのを知ってて
同じクラスの子が冷やかしてる
大貴「おい、そーゆーのやめろよ！
悪口言っちゃいけないんだよー！」
「だってホントのことじゃん！」
優しくて強い大ちゃんは
おれのことを庇ってくれるけど
自分でも分かってたことを言われると
グサっと心が刺されたような気がして
抑えていた涙を堪えきれなかった
いいんだ、裕翔くん自慢のお兄ちゃんだもん…
だけど、なんでおれだけ…
なんにも出来ないんだろう…
大貴「りょうすけ？気にしなくていいからね？
あいつらの言ってることなんて、ね？？」
大ちゃんが心配そうに僕の顔を覗く
涼介「、っ、ふぇ、、…っ…」
泣いたらダメ、泣いたらダメ
自分に必死に言い聞かせても
涙は止まってくれなくてどうにもできなくて
授業中なのにグラウンドから逃げちゃった
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ツムギ(プロフ) - 井上ありささん» はじめまして。コメントありがとうございます! わ!ほんとですかうれしいです（ ; ; ）こちらのお話、自己満で書いてるので感想いただけるのすごくうれしいです! これからもよろしくお願いします (2020年9月14日 0時) (
レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
井上ありさ(プロフ) - はじめまして。更新されていたので読んでいたのですが涙が止まらないほどでした。次の更新がとても楽しみです。 (2020年9月13日 23時) (レス) id: 49bc8aae5e (このIDを非表示/違反報告)
ツムギ(プロフ) - 愛ingさん» 幼少期のお話はその方の幼少期の顔のイメージで書いてます (2020年6月6日 23時) (レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
ツムギ(プロフ) - (名前)さん» 返信遅くなってすみません（ ; ; ）幼少期のお話はその頃の顔のイメージでお話を書いてます！という返信で大丈夫でしょうか…？ (2020年6月6日 20時) (レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
愛ing - 私も気になります。 (2020年6月6日 16時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツムギ | 作成日時：2020年5月29日 0時
