【3】星に願いを ページ19
涼介「やだ！！絶対行くもん！！」
大貴「俺もやだ！」
土曜日の昼下がり、今日は俺の家に集まってるけど
いつもとわけが違って、子供たちは押し入れに閉じこもっている。今日はここから出てこない予定らしい
雄也「だめだ〜降参」
伊野尾「一回放置して休憩しよう」
雄也「そうだね」
事の要因は6年生になって上がった修学旅行の話
定期検診で薮先生からドクターストップで修学旅行に参加できないと言われ拗ねた涼介と、だったら俺らも行かない！と騒ぐ裕翔と大ちゃん
修学旅行我慢しろってのは流石に酷だとは思うけれど
今でも歩行障害も目に見えて出てきて、周りよりも体力がなく疲れやすい涼介が、2泊3日こなせるとは到底思えない…
周りと比べない、なんてよく涼介には言うけれど学校生活を送る上で周りと同じにできないなら、と学校から嫌な顔をされてるのも事実だった
伊野尾「修学旅行ね〜」
雄也「そりゃあ行かせてやりたいけどさ…」
伊野尾「ん！いいこと思いついた」
雄也「なに？」
突然いのちゃんが、閉じこもってる押し入れの前に座って話しかける
伊野尾「涼介、修学旅行行きたいんだもんね？」
涼介「あたりまえじゃん…」
伊野尾「じゃあ、俺たちだけで修学旅行行かない？」
裕翔「、え？」
伊野尾「涼介と裕翔と大ちゃんとパパたちとさ旅行にでも行こうよ。みんなに合わせる必要なんかないし、好きなところ連れてってあげるよ。いいよねー？たかぎー？」
雄也「え、あー、うん…」
急に話を振られて思わず間抜けな声が出る
大貴「パパ本当に言ってんの？！」
急に大ちゃんが思いっきり押し入れの扉を開けていのちゃんに激突
伊野尾「うぉっ！いてててて…
本当に言ってるよ。涼介はどう思う？行きたい」
涼介「行きたいけど…薮ちゃんいいよって言ってくれるかな？」
みんなに合わせなきゃいけない修学旅行はキツくても、
俺らだけで場所や日程を工夫すれば大丈夫だろう
雄也「ゆっくりの旅行にしたら大丈夫だよ」
涼介「、ほんと？」
涼介の見上げる顔がキラキラ光った
雄也「うん、後で薮先生に聞きに行こうね」
涼介「うん！」
そんなこんなで俺たちだけの修学旅行が決まった
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ツムギ(プロフ) - 井上ありささん» はじめまして。コメントありがとうございます! わ!ほんとですかうれしいです（ ; ; ）こちらのお話、自己満で書いてるので感想いただけるのすごくうれしいです! これからもよろしくお願いします (2020年9月14日 0時) (
レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
井上ありさ(プロフ) - はじめまして。更新されていたので読んでいたのですが涙が止まらないほどでした。次の更新がとても楽しみです。 (2020年9月13日 23時) (レス) id: 49bc8aae5e (このIDを非表示/違反報告)
ツムギ(プロフ) - 愛ingさん» 幼少期のお話はその方の幼少期の顔のイメージで書いてます (2020年6月6日 23時) (レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
ツムギ(プロフ) - (名前)さん» 返信遅くなってすみません（ ; ; ）幼少期のお話はその頃の顔のイメージでお話を書いてます！という返信で大丈夫でしょうか…？ (2020年6月6日 20時) (レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
愛ing - 私も気になります。 (2020年6月6日 16時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツムギ | 作成日時：2020年5月29日 0時
