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宏太「学校、行きたくないかな？」
涼介「…っうん、、こうにい、と…おうち、、いる…」
宏太「そっかそっか、学校知らない人たくさんいるもんね。
涼介はちょっとこわいかな？」
涼介「……っやだ、、、みんな……りょうのこと、、きらい、、だからっ、」
宏太「大丈夫大丈夫。涼介は今日ひかのところに行くだけだよ。
こうにいおしごとだからさ、5時になったら絶対お迎え行くからね、ひかとお話しして待っててほしいなあ」
ひかっていうのは、涼介の学校の養護教諭で
ようやく最近、涼介も少しずつ心を開いてくれたみたいで、
ひかと会うだけ、という状況は少し安心するみたい
涼介「………っ、、ひか、だけ…？」
宏太「そうそう、お部屋に他の人来ないからね、大丈夫」
涼介「…ん」
宏太「どう？ちょっと頑張れそうかな？
それとも、とりあえず車まで頑張ってみようか」
涼介「……くるま、、なら、いける…」
宏太「お、いいねいいね。じゃあ、ゆっくり歩こうね」
ソファから立ち上がり、ふらふら歩く涼介をそっと支える
後遺症で小脳に障害が見つかって、
うまく手足を使えなくなってしまったのだ
涼介を助手席に乗せて、
一番安心するというタオルを持たせてあげて学校へ向かう
とっくに始業時間は過ぎているから他の生徒の姿はなく
パニックを起こさずに保健室に送り届けることができた。
宏太「じゃあ、5時にお迎えくるからね、まっててね」
涼介「……ん、ばいばい」
宏太「ふふ、ばいばい」
八乙女先生に少し不安定ですが、今日もお願いしますなんて軽く話をして、俺も仕事へ向かった
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作者名：ツムギ | 作成日時：2020年7月28日 23時
