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> ぼくのおまもり ( tk ym ) ＊ ページ47
○ tk ( 40 ) ×ar ( 17 ) × yt ( 15 ) × ym ( 13 )
tk side
朝6時、俺はまだ夢の中だったというのに
隣でもぞもぞと動く気配がして目が覚める
隣をみると我が家の末っ子の涼介が
布団から出ようとしているところだった
雄也「んー、りょうちゃんおはよー…」
話せないわけじゃないけど
コミュニケーションを取るのが苦手な涼介の耳には俺の声は届いておらず
お気に入りだというくまのぬいぐるみにむぎゅーっと抱きついて
俺にはない朝のおはようをしたら
くまのおててを引っ張ってリビングへとことこ向かう
リビングにつくと、窓にぴったりと張り付いて
太陽に手をひらひらとかざすのが朝のルーティン
危機察知能力のない涼介はなにをするかわからないから
二度寝したい気持ちを抑えて涼介のあとを追いかける
雄也「りょうちゃん、おはよう、」
ルーティンを終え、早速キャラクターの人形たちを並べて遊んでいる涼介の目の前に座って
顔を覗きながらあいさつをすると
涼介「おはーよっ…フフッ」
なんて目線は相変わらず合わないけれど
おはようを返してくれた
雄也「お、今日はご機嫌だね」
なんで俺の言葉はすでに宙を待っていて
目の前のキャラクターに釘付けな涼介の頭をぽんっと叩いて
お兄ちゃんたちが起きてくる前に朝ご飯作らなきゃ、と立ち上がった
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作者名：ツムギ | 作成日時：2020年7月28日 23時
