願いが叶うのならば Ⅳ (ページ40)

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夕食前、部活に行っていた雄也が帰宅。

雄也「あれ？りょうちゃん発作？」

裕翔「うん…朝からぐずぐずしてたんだけど、発作2回も起きちゃって

ちょっと調子悪いかも」

雄也「そっか、俺見てるよ」

涼介のそばで宿題をやる雄也を眺めつつ、
急いで夜ご飯の支度に取り掛かる

今日は涼介もご飯食べられないだろうしな、なんて思っていると

雄也「父さん！りょうちゃんやばい！」

なんていつにも増して焦った声が聞こえて、
慌てて火を止めてリビングに向かうと

そこには、いつもよりとは比べものにならないほどビクン！ビクン！と大きく体を震わせる涼介の姿が

目を背けたくなるくらい白目を向いていて、口からはびしゃっ、と音がなるほど何度も何度もえずいていて

慌てて震える手で救急車を呼んだ

涼介「……っ、、！っ、、、っはぁ…！、、、っぐ………おぇ…っ、、」

さすがの雄也も俺も半ばパニック状態で

涼介の嘔吐物がかかってしまうのなんて気にする余裕もなく、

痙攣してもはや寝転がっているのに、それすら保てない涼介の窒息しないように体を支えて

必死に酸素マスクを口に当てるので精一杯だった