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赤side
最後のほうは立ってるだけで必死やった。
明らかに高い自分の体温と吐き出される息に回らない頭と胃がかき混ぜられるような気持ち悪さ。
でも先輩方の前でデビューお披露目なことが頭から離れんくて
ひとり袖にはけるという選択が出来なかった。
身体の力を必死に入れて、ただただ前を向いて立つことに集中した。
ふと左を見ればいつもはリチャが隣やのに、小島がおっていつでも支えてくれるくらいの距離に立ってくれとる。
右を見れば俺がなんもできん分まで大きな声出して会場を盛り上げてくれとるリチャと正門と佐野。
自分の体調管理できてなさと最近の体調安定しなさに情けなさと悔しさが湧き出して
涙が溢れそうになる。
紫「ステージおってくれてありがとう」
左から声がしてふと見上げると優しい顔した小島。
紫「誠也くんおるからおれら頑張れてんねん」
赤「っつ…なにっ……」
紫「いまは頼ってや」
そう言っておれの背中を優しく支えるようにトンっと優しく叩いてから客席に手を振る小島は頼もしかった。
メンバーが周りにいる。
いつでも手を差し伸べてくれる。
その安心感ですこししんどさが和らいだ気がした。
『今日はありがとう〜』
『最高の景色をありがとうございました！！』
『また会いましょうー！』
みんなの声を聞きながら必死に前を向き手を振りステージ上の俺らが見えなくなった瞬間
全身の力が抜けていくのがわかった。
「誠也くん！！！」
みんなの声が遠くで聞こえてる気がした…
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なつ - こちらの作品が大好きで、いつもありがたく読ませていただいております。リクエストなのですが、強迫性障害の赤くんと一緒に住んでいる黄くんのお話が読んでみたいです。ざっくりで申し訳ありませんが、いつでも構いませんのでもし可能でしたらよろしくお願いします。 (3月24日 18時) (
レス) id: 712810e405 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - いつもありがとうございます。これからも投稿楽しみにしてます。 (3月21日 7時) (レス) @page4 id: f401562568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すもも | 作成日時：2024年3月7日 16時
