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赤side
結局みんなに心配かけてしまってる……
申し訳なさと情けなさで頭がいっぱいやけど
そんなの気にしてられんくらいしんどくなってく身体。
(どうしよ……頭いたいしくらくらする……立ってられへん…)
それでも関係なくバンド練が始まる。
がんがんする頭を必死に忘れようと演奏に合わせて俺も声を出す。
俺ならいける……そう思って大きい声出した瞬間
違和感。
(声がうまく出らんくなってきた…胸が苦しいかもしれん……)
……ん………ぐっ………
のどの奥が鳴る感覚がして、それが吐き気だと気づくのに時間はかからんかった
(あかん………吐いてまう……)
このまま立っていたらすぐにでも胃から何かあふれてきそうで
急いでしゃがみこんだ。
(誰か……たすけて……)
青「誠也くん！！！！」
正門の声がしたと思ったら、一斉に集まってくるメンバー。
青「誠也くん、大丈夫ですか？しんどい？」
正門の問いに答えたくても声を出したら吐いてしまいそうで出せん…
メンバーの前で戻したくなくて手を口に当ててふさぐように必死に我慢する。
(頼む……助けて……もう我慢できん……しんどい……)
生理的な涙が溢れそうになった時、広げられた袋が視界に入った。
緑「誠也くん、気持ち悪いんやろ？我慢せんと出してください。」
聞こえてきた佐野の声に安心して、震える手で袋を持つ佐野の手に自分の手を重ねて縋るように袋を持った瞬間に俺の我慢は崩壊した…
赤「…うぇ………げほげほ……うぇっ……げぼっ…えっ……」
紫「無理させてごめん、誠也くん……」
そういいながら小島が優しく背中をさすってくれる。
赤「…げぇぇ……けほっ……うっ……はぁ……はぁ…」
いったん吐ききったら
メンバーの温かさに生理的なのも加わって目から溢れてくる涙
緑「大丈夫やから、俺らおるから。泣かんで誠也くん。」
赤「ん……しんど……あたま…いたい…きもちわるい……」
やさしさに触れると弱音が止まらんくなる。
橙「ちょっと誠也くん、目触りますね」
赤「……ん」
橙「あーー真っ白やん。めちゃめちゃ貧血ですよ誠也くん。」
黄「そりゃしんどいわ。末澤最近ちゃんと休めてなかったやろ」
赤「……ん……しんどかった」
紫「ちょっとは俺らのこと、頼りにしてください」
そう言って俺の頭を優しくわしゃわしゃしてくれた小島のおかげで少し身体が軽くなった。
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????(プロフ) - リクエストで偏頭痛持ちの晶哉ちゃんが起きた瞬間から雨で薬も飲めずお仕事だからと無理やり楽屋には来たけど痛みも目眩もどんどん酷くなって動けなくなってしまうのがみたいです。 (2月27日 23時) (
レス) id: 1c7f240614 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます。緑さんが日々の疲れが溜まって打ち合わせ中に体調が急に悪くなり、すぐに気付いたメンバーが身体を支えて別室に連れて行ってくれて看病してもらうお話が読みたいです。看病役は赤さんか紫さんのどちらかでお願いします！ (2月12日 14時) (レス) id: 681f9fbf66 (このIDを非表示/違反報告)
ちろる - HITOMIさん» リクエスト叶えていただき、ありがとうございました！素敵な作品に出会えて嬉しいです。これからもたくさん読ませて頂きます。 (2月2日 9時) (レス) id: 59d84a4c25 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - リクエスト失礼します。正門くんが仕事中熱があるのを我慢して看病されるお話がみたいです。よろしくお願いします! (1月27日 0時) (レス) id: 5e3a9eb231 (このIDを非表示/違反報告)
maco - リクエストお願いしたいです!! 晶哉くんがライブリハ中に機材とぶつかり大怪我をしてしまうお話がみたいです。6人のAぇさんでお話を書いていただけると嬉しいです（т-т）更新楽しみにしています。よろしくお願いいたします。 (1月25日 13時) (レス) id: 2dcb86155e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HITOMI | 作成日時：2023年12月12日 15時
