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上田先輩と私 ページ15
姫菜先輩が去っていった同時に私は座っていた階段から立とうとしたけど
A(…くっ！)
階段から落ちた同時に捻ったのかな？
痛くて立てない。
すると
上田「どうしたの？大丈夫？」
A「あー、いえ。先輩、それより帰った方がいいですよ。」
上田「いや、俺はお前を探してた。」
ちょっとびっくりした。
上田「お前、嫌がらせされてるだろ？」
A「……は？」
何で知ってるの？
上田「俺、見ちゃったんだ。楽譜が破られる所。だから、その時、楽譜をコピーしたんだ。ごめん、止められなくて。」
A「いえいえ、先輩がなんとかしてくれたので安心しました。」
上田「あと、今階段から落とされたろ？何となく見当がついたんだ。人疑うのは良くないけど心配で。」
何で知ってんだろう
上田「あと、ここじゃ下に響くから話せないけどちょっと話があるから外に出ようぜ。」
私は立とうとした。
A「…うっ」
上田「大丈夫？立てないのか？捻ったか。よいしょっと。」
上田先輩は私を持ちあげた。
A「先輩！大丈夫です！頑張れば歩けます！」
いきなりすぎて焦った。
上田「ん？おんぶの方が良かった？」
A「いえ、そういう問題じゃなくて！」
上田「降りるという選択肢はないぞw」
あーん、恥ずかしい。誰も見てないよね。
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作者名：岩イオ | 作成日時：2021年8月18日 13時
