帰って下さい。(木ノ葉) ページ8
「ただいまっ!!勝手にあらしてないだ…ろ…」
リビングを覗くと、そこには姉
と茶色の髪の男。緑色のジャージ、伊達工の文字
……嫌な予感しかしない…。
二「あ、A」
貴「二口さん!ごめんなさい!帰って下さい!!」
ちゃんと九十度のベスト角度で謝った
褒めて欲しい
二「お願いします!どーしても!」
姉は目が点でなんのこっちゃ?みたいな顔でこちらを伺っている
「ほ、本当に大丈夫です…。お気持ちだけ受け取ります」
二「いや、マジでお願いします。
ここまで本気になったのAだけだから」
それ、叶うものなら影山に言ってもらいたい
好きでもないのに胸がドキドキすんのはもう嫌なんですけど
なにこのキャラガチャ引こうとするときの緊張感と一緒な感じ!?
「……なにすれば許してくれますか」
二「付き合ってくれたら」
この一言で姉は真っ赤である
ただ二人で向かい合って九十度にお辞儀してるだけの図で
真っ赤になれる要素がどこにある
「……今日は勘弁してくれますか?
邪魔な虫が一匹いるんで」
二「え?ひどいね。じゃあまた明日」
しつけぇ。本当にしつけぇ
なんかいも一緒に『狩行きましょう!』って誘ってくるうざい奴並みにうざい
「あ、ありがとうございます…」
お互い顔を上げるタイミングが重なった
二口さんからみて私の顔が下から目線で見えたらしく、二口さんは
二「…!?マジで本気だからな!!」と鼻を抑えて玄関へと駆けて行った
「……あー疲れた」
まだ休んじゃいけない
これから私に部屋に入ったか入ってないかの
質問攻め大会しなければならないからな
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作者名:りな&木ノ葉 x他1人 | 作者ホームページ:http://urahai
作成日時:2016年12月31日 23時