写真(むぎ) ページ7
姉side
可愛らしい写真立てに1枚の写真。
そこには制服姿のAと妹より大分大きい黒髪の男の子とのツーショットだった。
Aはキラッキラの笑顔でピースしており、一方男の子はニタァッと効果音がつきそうな笑顔??をしている。
「誰だろ……この男の子」
制服姿だからきっと同じ高校の子だろう。
あとで聞いてみるか。
そんなことを考えてると、ついさっき私が鳴らしたインターホンの音がした。
きっと妹が帰ってきたのだろう。
鍵があいているんだから勝手に入ればいいのに。第一自分の家なんだから。
「もー、遅いじゃん。どこいって、た、のよ…?」
そこには妹の姿は無く、長身のジャージをきた男の子がいた。
ジャージには『伊達工』と書いてある。
「え、えと…。Aさんは…??」
「え、A!?Aはさっきどこか行ったっきり帰ってませんけど…」
「あ、そうですか……。」
そう言うとションボリした。なんだ!?Aの事好きなのか!?
「えっと、貴方は…」
「あ、俺。304号室の二口堅治です。伊達工2年っす。」
「二口くん、よろしく。私は青城3年の前原京香」
二口「あ、先輩だったんスか。さーせん。」
「あ、私上下関係嫌いだから。遠慮なく京香って呼んでくれていいよ」
二口「わかりました。じゃあ……京香。」
「うん。あ、折角だからA待ってたら??どうぞ、上がって??」
二口「あ、はい。お邪魔します」
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作者名:りな&木ノ葉 x他1人 | 作者ホームページ:http://urahai
作成日時:2016年12月31日 23時