第6話♢相談しよう、そうしよう ページ7
露伴「花壇の仕事をやらなかった、ねぇ…。」
露伴は知鶴の相談を聞くと、スプーンを口にくわえて、何かを考え始めた。
『で、でも。俺は何か事情があったんだと思うんだ。
それに、彼がやったなんて証拠、何もないしさぁ…。』
知鶴の言葉に露伴は「確かに」と相槌をうちながら考える。
露伴「そうだ。ソイツと話してみたらどうだ？仲良いんだろ？
お前の話なら聞いてくれるんじゃあないか？」
『そうだね…やっぱり、話し合ってみるのが1番いいよね。
…うん、そうしよ。』
知鶴はそう言ってコップ一杯の水を思い切り飲み干すと、お皿を持って立ち上がった。
『露伴くん、ありがとう。話し合ってみるね。』
露伴「ああ、そうした方がいい。」
知鶴はそのままキッチンへ向かうと、お皿を水につけて、自分の部屋へと向かった。
露伴は知鶴を見て、微笑むと、残りのカレーを美味しそうに頬張った。
−風呂−
サァーサァーッ
『〜〜♪〜♪』
知鶴は食事を終えたあと、鼻歌を歌いながらシャワーを浴びていた。
『う〜ん♪気持ちいい♪』
知鶴は体を洗い終えると湯船に浸かり、気持ちよさそうに目を細めて、
いつの間にか鼻歌から普通に歌い出した。
『ふぁ〜あ…!』
ガシャッ
『！！！』
すると、ドアの向こう側から何かが落ちたような音が聞こえた。
知鶴は体をビクッと震わせ、湯船から出ると、置いてあったタオルで腰から下を覆って、
ドアに手を伸ばした。
知鶴は少し脅えているような、怖がっているように震えながらドアに手を掛けると、
深く深呼吸をしてドアを思い切り開けた。
『…あ、れ…？』
ドアを開けると、そこには誰も居らず、ただ窓が開いているために風が中をめぐって
知鶴の下着が置いていたはずの場所から落ちているだけだった。
な、なんだ。
風で下着が落ちただけか…。
『…はぁ、よかった…。』
知鶴はホッと胸を撫で下ろすと、開いている窓を閉めて風呂へ戻った。
その後、知鶴は恐怖で冷めきった体を温めるために湯船に漬かり直すのだった。
続く (更新停止中)
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TENSI(プロフ) - TENSIです。応援、ありがとうございます！励みに頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2022年5月15日 21時) (
レス) id: 7e7c0fa434 (このIDを非表示/違反報告)
タナカ - 面白いです！続きも楽しみにしています〜！ (2022年5月15日 11時) (レス) @page9 id: 8c3ccd189e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TENSI | 作成日時：2022年5月13日 3時
