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第5話♢2人での夕飯 ページ6

ガチャリ



『ただいまぁ。』

知鶴はそう言うと、かなり大きな家のドアを開けて中へ入った。









知鶴が『ただいま』と言っても、返事がなく、静かな音だけが知鶴の耳に届いた。





知鶴は一旦手洗いうがいをちゃんとしてから、自分の部屋へと向かった。




知鶴はそこで制服を鞄を置いたり教科書を片付けたりすると、

隣の部屋へと向かって、ドアを叩いた。










『露伴く〜ん?ただいまぁ。』


「!…ああ、おかえり。」




すると、少し遅れて返事が返ってきた。


知鶴はその部屋に入ると、その人物の元へ歩いていった。










『漫画?』


露伴「いや、今日の漫画は終了だ。」



そう言うと、知鶴が居候させてもらっている従兄弟、


【岸辺露伴】は立ち上がって、部屋を出ようとドアに手を掛けた。











『え?今日はもういいって…珍しいね。いつもなら夜遅くまで描いてるのに。』


露伴「まあな。」



この岸辺露伴。


現在週刊少年ジャンプに"ピンクダークの少年"という連載作品を持つ、売れっ子漫画家だ。





20歳という若さで一軒家を持っていることから、どれほどの漫画家などとは、

容易に想像できることだろう。










露伴「今日はあんまり筆が乗らないんだ。飯でも食ったら(・・・・・・・)乗るかもな。」



『!!分かった!今すぐ作るね!』




露伴「頼む。」




知鶴は露伴の言葉にまんまと乗らされると、

部屋を急いで出て、階段をかけおり、エプロンを着用しながらキッチンへと入った。





露伴はそんな知鶴を愛おしそうに眺めると、ドアを閉めて、

自分もキッチンへと入っていった。











その後、2人は他愛もない話をしながら仲良く、久しぶりに、一緒に料理(カレー)を作った。

















『うん、美味しい。やっぱり、露伴くんと一緒に作ると美味しいな。』



露伴「そうか?確かに美味いが、ほぼ知鶴が作っただろ?これ。」







そう、この男。岸辺露伴。

コイツは確かにその通りに、あまり何もしていない。






やったとすれば、知鶴が切った材料を鍋に入れる程度しかしていない。




だが、露伴の言葉に対して知鶴は2人で作ったと反論する。












そうしていると、知鶴の今日のことを露伴に相談してみることにした。


あの、花壇の件だ。




知鶴が露伴に相談があると言うと、露伴は快く、相談に耳を傾けてくれた。

第6話♢相談しよう、そうしよう→←第4話♢緑化委員会



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TENSI(プロフ) - TENSIです。応援、ありがとうございます!励みに頑張っていきますので、よろしくお願いします! (2022年5月15日 21時) (レス) id: 7e7c0fa434 (このIDを非表示/違反報告)
タナカ - 面白いです!続きも楽しみにしています〜! (2022年5月15日 11時) (レス) @page9 id: 8c3ccd189e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:TENSI | 作成日時:2022年5月13日 3時

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