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———— キーンコーンカーンコーン……



授業の終わりを知らせるチャイムが学校中に鳴り響く


















新田「参ったっス。他の3人と同じ死に方っス。実家暮らしなんで
  オートロックじゃないんスけど玄関の前で殺されてるっス。
  以前から1人で帰宅した際、「鍵が開いているのにドアが開かない」と
  他の家族に言ってたみたいっス。
  ご両親に伺ったんスけど、亡くなった3人との関係はよく知らないって……
  あぁ〜、唯一の手がかりがぁ〜」

虎杖「ドンマイ!この中学に何かあるって!」


「………」

「………」



















するとこちらを睨んでくる視線に気づいた野薔薇ちゃんが、面白そうに口角を上げた



















釘崎「お、分かりやすいのがいるわね。ブン殴って更生させましょ」

虎杖「なんで?」

『喧嘩はやめようよぉ〜……』

「あ゛ぁ?」

「あ?」


















こちらに明らかにガンを飛ばしてくるその不良たち

悠仁も嫌そうに顔を顰めている


けれど恵くんが合流すると、その不良たちの表情がみるみるうちに青くなっていった



















「……あっ……お、お疲れ様です!」

釘崎「フッ、何よ。”理解(わか)"ってるじゃない」

虎杖「オーラってやつは隠しても滲み出るもんだからな」



















急に畏まった不良の前でドヤ顔をする2人

いや、確かに悠仁と野薔薇ちゃんならこんな2人余裕でボコりそうだけど……戦ってないでしょ?

すると不良は立ち上がってゴマをするような手でペコペコと頭を下げた



















「卒業ぶりですね!伏黒さん!!」

虎杖・釘崎「「は?」」

『何で2人にだと思ったの……』



















すると気まずい顔した恵くんが、急に日本語が下手になったかのようにカタコトになる



















伏黒「俺、中学、ココ……」

『へえ〜』

釘崎「それも驚きだけど、そうじゃねえだろ!?」

虎杖「何した!?オマエ、中学で何した!?」



















目を瞑って酸っぱそうに口を噤む恵くんの左右に立って、2人は畳み掛けるように質問する



















釘崎「おい、バカA、バカB、コイツに何された?」

「俺ら……っていうか、この辺の不良、半グレ、その他諸々、伏黒さんに
  ボコられてますから」

虎杖・釘崎「「は?」」

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ゆっきーぷ(プロフ) - 香楽さん» ありがとうございます!しばらく福岡分校編になると思いますが、更新頑張ります! (4月11日 7時) (レス) id: c1449037ee (このIDを非表示/違反報告)
香楽(プロフ) - 今後どうなっていくのか楽しみです!更新頑張ってください! (4月10日 23時) (レス) @page30 id: 3994d8f3f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2024年2月23日 21時

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