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二十九話 ページ18

壊相「私、自分の背中がコンプレックスでして。
  警告です、私の背中を見たら————」

虎杖「あ、釘崎!」

『あ!』

血塗「あ、兄者」



















あの気持ちの悪い配色をした呪霊を追いかけていると、後ろ向きに走っている野薔薇ちゃんを引っ張り出した呪霊と遭遇した



















壊相「み、見たなぁぁぁぁああああ!!!」

虎杖「え、誰!?なんかゴメン!!」

『はわわわわっ……!!』

血塗「ゴメン兄者ッ!わざとじゃねえ!わざとじゃねえんだ!!」



















背中を見られたことで第激怒しているその呪霊に一同あたふたして何となく謝罪をする



















壊相「殺————ぐっ!?」

釘崎「じゃあなんでそんな格好してんだよ。変な匂いはそれか」

壊相「ムレるんだよ!」



















野薔薇ちゃんはそんな話をしている最中にも攻撃を入れていく

そして敢えて呪霊を煽るようなことを言う

すると煽られた呪霊は背中から血液の枝のようなものをいくつも生やしている



















壊相「蝕爛腐術(しょくらんふじゅつ) 極ノ番(ごくのばん)翅王(しおう)!!」

虎杖・釘崎「「『!!』」」

壊相「バチ殺し!!」



















まるで無数の蛇のようにその呪霊の血が襲いかかってくる

そして血が触れた地面は、先ほど血を吐いたあの呪霊の弟と同じように溶けていた————



















虎杖「っ!!來絆、釘崎、あいつの血、触んなよ!!」

『OK!!』

釘崎「分からいでか!!」

壊相「走りなさい、背を向けて」


















やっぱりさっき背中見ちゃったことめっちゃ怒ってる!!

ごめんてばぁ!!!



















虎杖「退くぞ!!」


















走って逃げるが、どんどん後ろからあの呪霊の血の攻撃が降り注ぐ

このまま走っていてもいつかは追いつかれてしまう



















虎杖「來絆、釘崎、もっとスピード出せるか!?」

『何とか……!!』

釘崎「無理!!」

虎杖「————っし!!」



















悠仁は遠慮することなく、野薔薇ちゃんを抱えながらまるで風のような速さで森を突き進んで行く


ホント、メロスかよ……!!

ったくしょうがないなぁ!!


私もその後に続くように、右足で踏み込んでから一気に駆け抜ける

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ゆっきーぷ(プロフ) - 香楽さん» ありがとうございます!しばらく福岡分校編になると思いますが、更新頑張ります! (4月11日 7時) (レス) id: c1449037ee (このIDを非表示/違反報告)
香楽(プロフ) - 今後どうなっていくのか楽しみです!更新頑張ってください! (4月10日 23時) (レス) @page30 id: 3994d8f3f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2024年2月23日 21時

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