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津美紀って……!恵くんのお姉ちゃん!?













伏黒「……そうか、じゃあ津美紀にも聞いてみるわ」

新田「んじゃ、私はこの2人を家まで送り届けるんで、レポートの続きは
  お願いするっス」















そう言って新田さんは2人を連れてこの場を離れた

その2人がいなくなった後、さっきまで何食わぬ顔していた恵くんの表情が一気に曇り、青い顔をしている



















虎杖「伏黒……」

伏黒「………」

虎杖「伏黒っ!しっかりしろ、まずは安否確認だろ!?」

伏黒「……大丈夫だ。悪ィ、少し外す」



















明らかに大丈夫ではない表情で恵くんはフラフラと立ち上がって、何やら伊地知さんと電話をし始めた

申し訳ないけれどその声に聞き耳を立てる



















伏黒「………」



















けれど恵くんは何かを言うわけではなく、ただ静かに伊地知さんの判断を聞いているだけのようだった

そして複雑な表情で何かを考え込み、こちらに振り返るとポーカーフェイスで話をする



















虎杖「津美紀の姉ちゃん、無事だったか?」

伏黒「問題ない。それより任務の危険度が吊り上がった。この件は他の術師に
  引き継がれる。オマエらはもう帰れ」

『え、なんでよ!それにオマエらって……恵くんは?』

伏黒「俺は武田さんに挨拶して帰る」

釘崎「武田さんって?」

伏黒「さっきの校務員の人だ。ほら行け!!」



















ほら行けって……犬じゃあるまいし

恵くん、玉犬と戯れすぎて人間との接し方忘れてない?



































































































伏黒side



















下なら虎杖も相良も行ったが、多分、上から降りては駄目

呪霊が結界内にいるなら、手順は大事


夜に、下から、それからもう1つ……峡谷の下に川があるはず

川や境界を跨ぐ行為は、呪術的に大きな意味を持つ

術式を付与した領域を延々と展開し続けるのは不可能だ

となると、この結界は少年院の時の様な未完成の領域だ

今回は逆に助かった……“帳”の必要がない


ホッと胸を撫で下ろすと、声が聞こえてきた



















釘崎「自分の話をしなさ過ぎ」

虎杖「だな」

『そーだよ』

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ゆっきーぷ(プロフ) - 香楽さん» ありがとうございます!しばらく福岡分校編になると思いますが、更新頑張ります! (4月11日 7時) (レス) id: c1449037ee (このIDを非表示/違反報告)
香楽(プロフ) - 今後どうなっていくのか楽しみです!更新頑張ってください! (4月10日 23時) (レス) @page30 id: 3994d8f3f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2024年2月23日 21時

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