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「俺の姉ちゃんです。伏黒さんと同級生の」


















恵くんと同級生ってことは私たちと同い年ってこと……?つまり……ガラの悪い君は年下なの!?


今は関係のない話なので、その驚きの気持ちは仕舞い込んで真面目に話を聞く



















「昨日、姉ちゃんに伏黒さんの話したんですけど————」

「八十八橋のこと調べてるって弟に聞いたから。森下さんが亡くなったことと、
  橋が何か関係あるのかなって」

伏黒「関係ない、俺たちはただ————」

「私、行ってるの……中2の時、夜の八十八橋」

虎杖・釘崎「「『!?』」」



















すると一気に顔色を変えた私たちを隠すように、新田さんは一歩前に出て優しく尋ねる



















新田「最近何か、お家で変なこととかないっスか?自分だけが感じてる違和感とか」

「……私の家、地方のアンテナショップやってるんですけど、私が帰る時だけ、
  お店の自動ドアが開きっぱなしなんです」

『!』

「絶対何かいるんです……怖くて、そんな時、伏黒君の話を聞いて、八十八橋の
  こと思い出して————」



















彼女は恐怖で青い顔をして肩をプルプルと小刻みに震わせる

私は気休め程度だが落ち着かせるように、そっと肩に手を置いて何度かゆっくりとさする



















新田「それはいつ頃からっスか?」

「ちょうど1週間前から、1日置きくらい……」



















被害者は4人とも、異常発覚から亡くなるまで最低でも2週間は空いてる

まだちょっとは余裕がある



















釘崎「八十八橋に1人で行ったわけじゃないわよね?誰と行ったか覚えてる?」

「あの、やっぱり何か関係が……」

新田「自動ドアとはね。でも森下さんが亡くなったこととは関係ないっスよ」



















新田さんは明るい嘘をついた

これ以上彼女を不安にさせないように、彼女とは対照的にニコッと明るい笑顔で話し始める



















新田「私の大学のレポートを伏黒君たちに手伝ってもらってるんス。【心霊
  スポットにおける電磁波と電化製品への影響】!
  ゲロダルいっス!でも色んな人の話聞きたいから、一緒に行った人、
  教えてほしいっス」

「肝試しに行ったのは部活の先輩2人……そうだ、伏黒君。あの時、
  津美紀さんも一緒にいたよ」

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ゆっきーぷ(プロフ) - 香楽さん» ありがとうございます!しばらく福岡分校編になると思いますが、更新頑張ります! (4月11日 7時) (レス) id: c1449037ee (このIDを非表示/違反報告)
香楽(プロフ) - 今後どうなっていくのか楽しみです!更新頑張ってください! (4月10日 23時) (レス) @page30 id: 3994d8f3f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2024年2月23日 21時

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