二十七話 ページ11
私たちは、呪霊に刺殺された４人の卒業生の情報を集めるべく、校務員の武田さんに話を聞いていた
いやぁ、そんなに暴れん坊で強かったんならここら辺での聞き込みは不良にした方が早そうだな
だって恵くんの顔使えるし
「昨日のことのように覚えているよ。伏黒君程ではないが、問題児だったからね。
何が聞きたい？」
伏黒「変な噂、黒い噂、悪い大人との付き合い。あと、バチ当たりな話とかあれば」
「アレじゃないですか？
「おお、そうだ。度胸試しで、深夜バンジージャンプをするのが不良少年の
間で流行ったんだ」
八十八橋……ここからそう遠くもないな
それに深夜……夜は呪霊が多く活動する時間だ
十分あり得る話だ
「ある日、金田達4人が無断欠席をしてね、家に連絡してみると前日から
帰ってないと言うじゃないか。
そうしたら、橋の下で倒れてるのが見つかり、大説教になったんだが
本人たちは何も覚えていないの一点張りだったよ」
武田さんと不良さんたちに話をありがとうと一つ礼をし、これからの計画を立てるために人気の少ない校舎裏へ入った
伏黒「………」
新田「当たり……っスかね」
伏黒「八十八橋なら俺も行ったことがあります」
虎杖「『バンジーしに？』」
すると２人して恵くんからゲンコツをもらった
伏黒「なわけねえだろ。心霊スポットとかは学校とかと同じで、呪いが
貯まりやすい。だから高専関係者が定期的に巡回するんだ。
そん時は何ともなかったですね。普通に使われてる橋ですし」
釘崎「でも行ってみるしかないわよね」
『そうだね』
そして出発しよう、という時遠くからこちらに向かって走ってくる足音が聞こえた
何だと思って待っていれば、先ほどの武田さんが息を荒くしながらそこに立っていた
「伏黒君」
伏黒「武田さん、どうしたんすか？」
「学校にいた頃は、色々世話になってたんでな。
伏黒「……はい」
少し間を置いて寂しいような哀しいような表情をして「はい」と答えた恵くんはどこか苦しそうだった
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ゆっきーぷ(プロフ) - 香楽さん» ありがとうございます！しばらく福岡分校編になると思いますが、更新頑張ります！ (4月11日 7時) (
レス) id: c1449037ee (このIDを非表示/違反報告)
香楽(プロフ) - 今後どうなっていくのか楽しみです！更新頑張ってください！ (4月10日 23時) (レス) @page30 id: 3994d8f3f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきーぷ | 作成日時：2024年2月23日 21時
