33話 ページ34
ティナリ「元素力を持っていたとしても、中に入るときっと
気持ち悪くなる。もし耐えきれなかったら、外に出て
休んでて。何しろ、これは命にかかわるからね」
『わかりました……』
ティナリ「さあ、行こう」
ティナリさんと共に中へ進んでいく
するとやはり重苦しい大気が肺にずっしりとのしかかるようで、息がとてもしにくい
腕で口元を覆いながら前へ進んでいく
ティナリ「まずは、死域を維持してる「枝」を探そう」
中に進んでいくと、一つの大きなコアのような赤いモヤと、そこから出ている先にある小さな赤いモヤが三つあった
その小さな枝にあるものを、草の種を召喚して破壊していく
近くには瘴気に侵された魔物たちもいて、モヤを壊そうとすると一斉に襲ってくる
ティナリさんと手分けして枝を破壊していく
ティナリ「よくできました。すべての枝が処理できたから、これで「死域の
腫瘍」を処理できるよ」
死域の腫瘍が処理できるようになったとともに、複数のキノコンが現れた
そいつらを三人で協力して倒していく
そして全てを倒し終わると、ティナリさんが叫んだ
ティナリ「今だ!「死域の腫瘍」を破壊して!」
そして死域の腫瘍を破壊すると、そこからまるで命が吹きかえったかのように、緑が広がっていく
重苦しい空気もまるで嘘かのように澄んでいき、体が軽くなる感覚があった
パイモン「やったぜ、周りがまた緑に戻ったぞ!」
ティナリ「君たちが助けてくれたおかげで、こんなにも早くここを正常に戻すことが
できたよ」
満面の笑顔で喜ぶパイモンに対して、ティナリさんはどこか浮かない顔をしていた
パイモン「ティナリ、そう言ってるけど、なんだか冴えない顔だな」
『ええ……』
ティナリ「えっ、そんなに分かりやすかった?はぁ……わかった、説明するよ……」
ティナリさんは額に手を当てて深いため息をついてから、順序立てて私たちに状況の説明をしてくれる
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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2023年12月1日 18時