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18話 ページ19

コレイ「だってモンドに足を踏み入れるほとんどの人は、
  最初にアンバーに出会う。彼女の熱意に触れて、
  あの土地を好きになるんだ……」



















そして四人でまじまじとコレイさんを見つめていれば、熱が入ってずっと語っていたコレイさんはハッとした



















コレイ「あっ……」

空「……コレイってそんなだっけ……」

パイモン「うーん、偵察騎士の仕事はそれじゃないだろっていつも思ってたけど、
  おまえが本当にアンバーを好きなことは十分感じ取れたぞ」

コレイ「コホン……ご、ごめん。変なこと言っちゃって」



















コレイさんは小さく咳払いをしてから、頬を赤くした



















『大丈夫ですよ』

パイモン「へへっ、気にするなよ。おまえがアンバーの友達だって分かって、
  なんだか親近感がわいたぜ。
  でも、なんでオイラたちがアンバーと知り合いだってことを知ってるんだ?」

コレイ「ああ、実はスメールに帰った後も、アンバーとは手紙でやり取りして
  きたんだ。
  手紙には変わった双子が騎士団に大きく貢献してくれたことも、モンド城が
  飛龍に襲われた時、金髪の旅人と空飛ぶ仲間がその危機からモンドを救って
  くれたこととかも書かれてた。
  だから、お前たちを見た瞬間、すぐに分かったんだ。でも、あの時は
  ヒルマも怪我してたし旅人も昏睡状態から目覚めたばかりだったから、
  言わないことにした……」



















コレイさんなりに気を遣ってくれたのですね

とっても優しいです



















パイモン「そうだったのか」

エルマ「気にかけてくれて、ありがとね」

コレイ「だから安心してくれよ、お前たちのことは絶対信じる」



















まあ、騎士団の件については……元から抱えてた問題を、お姉ちゃんが知らない間に「腕試しだ!」って言って倒しちゃってただけなんだけどね……

確か、大事なお祭りの前で準備で忙しい中、魔物の襲撃にあったとかなんとか……



















コレイ「草神様のことももっと教えてあげたいところなんだけど、長い間スメールに
  いなかった上、本とかもあまり読めてなくて……ごめん」

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2023年12月1日 18時

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