世界の旅人【原神】 (ページ16)

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15話ページ16

ティナリさんは雨林の調査に向かうとのことで、私たちに任せられたことはガンダルヴァ村の南側の見回りと、近くにある七天神像の掃除だった

ﾊﾟｲﾓﾝ「コレイ、今日はなにをするんだ？
　さっき、ティナリは七天神像の掃除って言ってたよな。レンジャーが
　そんなことまでするとは思ってなかったぜ」

ｺﾚｲ「うん。実は、レンジャーがやることの範囲って結構広いんだ。
　道路状況の確認や森林施設の整備、火災予防に、旅の人や住民たちの手助け
　とか……」

『すごいですね』

エルマ「とってもかっこいい！」

二人で褒めると、コレイさんの頬がだんだんと赤く染まっていく

ちょっと面白くなった私たちはさらにイタズラしようと顔を見合わせるけれど、可哀想だったからまたの機会にすることにした

コレイさんは頬を赤くして、少しあたふたしながら説明をする

ｺﾚｲ「そ、そんなことないよ。師匠は、雨林にある危険なエリアの処理もしてるよ。
　とりあえず、道の街灯を確認しながら七天神像まで行こう」

そして四人でコレイさんの後に続きながら先を進む

やっぱり見習いと言っても経験は豊富なようで、慣れた手つきで見回りの任務をこなしていく

ｺﾚｲ「パイモン、旅人、エルマとヒルマも、こっちだ。
　あたしが街灯を確認するから、近くに異常がないかどうか見てくれるか？」

『わかりました』

エルマ「私、間違い探しは得意だよ！」

『エルマ……多分そういうことじゃないと思います……』

そして順番にちゃんと付くかの点検を行ったり、生態系に異常はないかどうか注意深く観察したけれど、特にこれといった異常はなかった

ｺﾚｲ「この二つの灯りは問題なし。さあ、前に進もう」

『コレイさん、この街灯は少しぐらついています』

ｺﾚｲ「わかった、メモしておくよ」

コレイさんは手に持っている小さな手帳に一生懸命書き込んでいく

中を少しだけ見させてもらったけれど、文字なのであろうペンで書かれた何かがびっしりと書かれていて正直驚いた

そして少し進んだ先の街灯も確認する

ここは夜は暗くなるため、街灯は大切だ